競馬予想とがん治療

競馬は先週で最後と書いたのですが、JRA-VANの無料試用期間がまだ残っているようだったので、今日の安田記念に挑戦してみました。

1着10番モズアスコット、2着4番アエロリット、3着1番スワーヴリチャードでした。単勝9番人気のモズアスコットが1分31秒3のコース・レコードタイムで優勝です。配当は馬連4-10で7,370円。

私、10番のモズアスコットから流して4点各500円を買いました。

投資額:2,000円、配当:36,850円でプラス 34,850円です。

先週の日本ダービーに続く勝利でした。

競馬にはこんな仮説を立てています。

  1. 競馬や馬が走っているのではなく騎手が走っているのだ
  2. 競走馬が常に全力を出しているのではない。9番人気のモズアスコットがレコードタイムで勝利したのがよい例です。全力を出したらサラブレッドの足は持たないのです
  3. 競馬はレースではなく、あるシナリオの元に興行されるゲームである。ゲームに参加した騎手全体が、シナリオの下に走っている
  4. したがって、過去のレース実績や芝・ダートの得手不得手など、一切考える必要はない。

私は馬の名前も知らないし、騎手は武豊しか知りません。3連単や3連複の違いも解りません。それでも勝てます。

AIで強い馬を予想するソフトはたくさんあるが、的中率を上げても回収率が悪く、100%に届かない。これではゲームには勝てない。

私がなぜ9番人気のモズアスコットを軸にして馬券を買えたのか。その秘密はリアルタイムのオッズにある。リアルタイム・オッズにゲームのシナリオが現れてくるのです。(ま、それなりの分析は必要だが)

がん治療において、代替療法を吟味する時も同じです。健康保険財政が逼迫して、厚生労働省の締め付けが厳しくなり、病院経営が困難になってきています。患者のことよりも病院経営が大事と考えるクリニックが、がん治療なら、免疫療法なら患者も大金を出すに違いないと、がん治療の経験の浅い医師でも参入してきています。

そうした相手が、どのようなシナリオを描いて、がん患者から金を巻き上げようとするのか、オッズならぬ相手の公開している情報から読み取ることが大事です。

競馬では、この馬は強いし早いという情報が、競馬新聞などを通じて流されます。馬は常に全力を出しているわけではないと分かれば、競馬新聞の情報など信じるに足りないと分かります。

免疫細胞療法のクリニックでも、相手のホームページに書かれた「副作用のないがん治療」や「再発や転移を防ぐ遺伝子治療」などという情報など、端から信じてはダメです。書かれていることよりも、何が書かれていないかに注意を向けることです。

AI学習用のビッグデータとして競馬データを扱ってきたけど、本当に今日が最後です。あとはやりません。

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