ウクライナ・オン・ファイヤー
狂人プーチンのウクライナへの侵攻が、ますます過激になっている。
チェルノブイリ原発への外部電源が絶たれたという。IAEA は楽観視しているが本当に大丈夫なのか?
気が狂った独裁者が核のボタンを握っているほど恐ろしいものはない。
何としても第3次世界対戦、核戦争は止めなければならない。
だがしかし、世の中は悪魔のロシア、正義のウクライナ、そしてその正義を代表するアメリカの一色だ。
しかし国際政治において単純に善と悪を分けられるものだろうか?
私たちはついつい善と悪の役割をいずれかに当てはめて物事を見がちですが、戦争はそういうものではない。
トンキン湾事件をでっち上げてベトナムに戦争を仕掛けたのはアメリカである。南ベトナムとの集団的自衛権行使を名目に開戦したのであった。
米国などNATO諸国による01年のアフガニスタン侵攻も集団的自衛権の行使を名目に行われた。
ロシアはウクライナからの独立を主張する「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」との集団的自衛権行使を名目にして侵攻している。
理屈はどちらも同じである。
そもそも NATO とは何なのか。これは旧ソビエト連邦などのワルシャワ条約機構に対抗するために作られたものである。
だから旧ソビエトが崩壊した時点でNATOは解散すべきものであった。それをロシアに対抗し、封じ込める目的でこれまで残して拡大をし続けてきたのである。
その意味からいえば、欧米の側の方が挑戦的であり、ロシアに脅威を与え続けてきたと見ることができる。
私たちはウクライナの歴史と現状をどの程度知っているのだろうか。
ウクライナは東と西を分ける地政学上の要衝である。南側は黒海に面している。
このウクライナで、2004年のオレンジ革命と2014年の政権転覆という二度の政変が生じている。
影の主役はCIAであり米国だ。
プーチンはウクライナのネオナチ化を防止すると言っている。それには根拠がある。なぜならウクライナは自国民であるユダヤ人を大量に虐殺しているからだ。そしてそのネオナチの傾向が現ウクライナ政府には今も残っている。
ウクライナの歴史と現状を知るためにも、このオリバー・ストーン監督の作品「ウクライナ・オン・ファイヤー」を是非見て頂きたい。
ウクライナの戦争がなぜ起こったのか、その歴史的社会的な真実を知るうえで、これ以上の教育素材はないだろう。2016年に、すでにこうした映画を作ったオリバー・ストーン監督は本当に凄いの一言だ。
たくさんの死体や、素っ裸にされて毒殺されようとする若き女性の姿などが写っているので、覚悟の上見て欲しい。(欧米の側に都合の悪い動画は次々と削除されているので、これもいずれ・・・)
案の定、消されてしまった。ニコニコ動画で見ることができます。↓
世界はいまロシアを打倒するために結束している。そして、悪魔のロシアによって攻撃を受けるウクライナを支援しなければならない。
プーチンの残虐行為は許すことができない。私も反対である。
ウクライナの主権は尊重されなければならない。非戦闘員を虐殺することは許されない。プーチンはヒットラーである。
しかし一方的に欧米とウクライナの側に正義があるのだろうか。思考停止に陥ってはいないのか。
バイデンが一言「ウクライナはNATOに加盟させない」と言えば済んだことではなかろうか。
このようにして愚かな人類は戦争を繰り返す。