がん患者の生成AI活用法:NotebookLMが凄い!(4)
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さてさて、前回の記事ではNotebookLMの「チャットエリア」と「スタジオエリア」の基本的な使い方をご紹介しました!
チャットで質問攻めにしたり、スタジオでアイデアをこねくり回したり…ちょっとはイメージ掴めましたでしょうか?
今回は、その二つのエリアにある、さらに便利な「ちょっと気の利いたボタンたち」に焦点を当ててみたいと思います!
特に、チャットエリアの「メモに保存」と「音声概要」、「マインドマップ」、スタジオエリアでAIが提案してくれる「学習ガイド」「よくある質問」「ブリーフィング・ドキュメント」「タイムライン」について、「これ、何に使うの?」「どんな時に便利?」という疑問にお答えしていきますね!

チャットエリアの「メモに保存」ボタン:AIのナイス回答をストック!📝
まず、チャットエリアの下の方にある、何やら保存マークのようなボタン。これが「メモに保存」ボタンです!
これは何かと言うと、AIがチャットでしてくれた回答の中で、「お、これ使える!」「後で見返したい!」と思ったものを、あなたのNotebookLMの中に「メモ」として残しておける機能なんです。
チャットって、会話が流れていっちゃいますよね? でも、AIが要約してくれた文章とか、ブレストで出た良い感じのアイデアとかって、後で使いたいじゃないですか。
そんな時にこのボタンをポチッと押すと、その時のAIの応答が、あなたのNotebookLMの右側のサイドバーにある「メモ」のところに保存されるんです。
どんな時に便利?:使用例!
- 重要な要約をキープ: 長い資料をAIに要約してもらったけど、チャット履歴を遡るのが面倒…という時に、要約結果をメモに保存しておけば、いつでもサッと見返せます。
- ブレストアイデアの選りすぐり: AIとのブレストで色々なアイデアが出た中で、「これだ!」と思ったものだけをメモとして残しておき、後で企画にまとめたりするのに使えます。
- 資料のキーポイント集: 資料を読みながら、AIに「この章のポイントは?」と聞いて、得られた回答をどんどんメモに保存。これだけで、後から資料の要点を素早く掴める「キーポイント集」が作れます。
- コピペの仮置き場: AIが生成した文章を別の場所にコピペしたいけど、まだ編集が必要…という場合も、とりあえずメモに保存しておけば失くす心配がありません。
チャットの「その場限り」なやり取りから、「使える情報」をピックアップして自分の資産にしていくための、とっても便利な機能なんですよ!積極的に活用していきましょう!
おっ、追加で「音声概要」機能についてですか!ナイスな質問です!👍
これもまた、個人的に「おぉ、気が利いてるぅ〜!」と思った機能の一つなんです。
NotebookLMって、基本的に資料を「読む」のが前提のツールじゃないですか。でも、この「音声概要」機能を使うと、なんと!アップロードした資料の「概要」をAIが音声で読み上げてくれるんですよ!🎧✨
目が疲れてる時とか、電車での移動中とか、ちょっと体を動かしながら情報を仕入れたい時とかに、これが地味に(いや、かなり!)役立つんです。
「音声概要」機能って何ができるの?👂
簡単に言うと、
- あなたがアップロードしたソース(資料)の内容に基づいて、AIが「こんなこと書いてあるよ」という概要を音声で生成してくれる。
- 音声を聞きながら、同時にテキストでも概要を確認できる。
という機能です。
これも最近になって日本語に対応してくれたんですよ。嬉しいですね。
耳で聞けるってのがミソなんですよね!資料の全体像をサッと把握したいときに、これほど便利なことはありません。
どうやって使うの?🤔
使い方もこれまたシンプルです!
- チャットエリアでNotebookLMに質問をシます。
- ソースの読み込みが終わると、チャットエリアの下に「音声概要」ボタンが表示されるはずです。(UIは変わる可能性もありますが、分かりやすいところにありますよ!)
- それをポチッと押すと、AIがソースの概要を生成し始めます。
- 生成が終わると、再生ボタンが表示されるので、それを押せば音声が流れ始めます!
音声を聞いている間、画面上にはその概要のテキストも表示されるので、「聞き逃した!」って時も安心です。MP3ファイルとして保存することもできるから、自分用のポッドキャストが作れちゃうんですよ!
どんな時に便利?:使用例をご紹介!🗣️
この「音声概要」機能、どんなシーンで威力を発揮するんでしょう?
- 長ーい論文やレポートの味見: 何十ページもある論文、いきなり全部読むのは大変ですよね。まず「音声概要」で全体像を掴んで、「ふむふむ、こういう話なのね」とアタリをつけてから読み始めると、内容が頭に入ってきやすいです。
- 会議資料の予習・復習: 会議前に配布された資料、読む時間が取れない!😭 という時でも、移動中にスマホで音声概要を聞けば、どんなことが話し合われるのかを事前に把握できます。会議後にも、音声概要を聞いて内容をサッと振り返るのに使えます。
- 複数の資料の共通項探し: いくつかの資料をまとめてアップロードした場合、それら全体の概要を音声で聞くことで、共通するテーマや重要なポイントが浮かび上がってくることがあります。(※ ノートブック全体か、個別のソースか、音声概要の対象範囲はUIで確認してくださいね!)
- ながら聞きで情報収集: ちょっとした家事をしながら、散歩をしながら、あるいは目を休めながら、NotebookLMにアップロードした資料の内容を耳でインプットできます。
- 理解の定着を助ける: 一度読んだ内容でも、耳でもう一度聞くことで、より理解が深まったり、記憶に定着しやすくなったりすることもあります。
「読む」という行為から解放されて、「聞く」という新しいインプットの方法を提供してくれるのが、この音声概要機能の最大の魅力ですね!
耳も使ってNotebookLMを使い倒そう!👂✨
NotebookLMの「音声概要」機能は、あなたの情報収集や学習スタイルに新しい選択肢を与えてくれます。
テキストを読むだけでなく、耳でも資料の概要を掴めることで、より効率的に、そして様々な状況でNotebookLMを活用できるようになりますよ!
特に長い資料を扱うことが多い方や、移動時間などを有効活用したい方に、ぜひぜひ試してみてほしい機能です!
ぜひ、あなたのNotebookLMライフに「聞く」という選択肢も加えてみてくださいね!
マインドマップでソースの概要を掴む!

マインドマップって、真ん中にテーマを置いて、そこから枝を伸ばしていくように関連情報を書き込んで、思考を整理したりアイデアを広げたりするのにすっごく便利なツールですよね!✨
ソースエリアの1個または複数のソースにチェックを入れて、「マインドマップ」ボタンをクリックすると、そのソースの概要が作成されます。
ソースのざっくりとした構成を把握するのにはとても便利ですね。
チャットした結果に関してマインドマップを作成する機能は、残念ですがまだ備わっていないようです。今後に期待しましょう。
スタジオエリアの気の利いたアウトプットたち:AIが情報をまとめてくれる!📊📅
さて、お次はスタジオエリアです。ここであなたがアイデアをポチポチ入力すると、NotebookLMが気の利いたアウトプットの形をいくつか提案してくれることがありますよね?
あれは、あなたが入力した内容とソース(資料)を基に、AIが「こういう風に情報をまとめてあげたら、きっと役に立つんじゃない?」と考えて生成してくれるものなんです。
主なものを4つご紹介しますね!
1. 学習ガイド (Study Guide): 全体像と重要ポイントを掴む!
- 機能: あなたが入力したトピックについて、その主要な概念、重要な用語、関連する質問、深掘りするべきポイントなどを、学習しやすいように体系的にまとめてくれます。
- どんな時に便利?:使用例!
- 新しい分野の概観を掴みたい: まったく知らない分野について調べ始めるときに、まず「学習ガイド」を作ってもらうと、何が重要なのか、どんなキーワードがあるのかがサッと把握できます。
- 複雑なトピックの構成を理解: 入り組んだ内容の資料から「学習ガイド」を作ってもらうと、情報の構造や各要素の関係性が整理されて理解しやすくなります。
- 試験前の総復習: これまで学んだ内容について学習ガイドを作ってもらい、知識の抜け漏れがないか確認したり、重要なポイントを再確認したりできます。
2. よくある質問 (Frequently Asked Questions – FAQ): 疑問に先回り!💡
- 機能: あなたが入力したアイデアやテーマについて、想定される「よくある質問」と、それに対するソースに基づいた回答をQ&A形式でリストアップしてくれます。
- どんな時に便利?:使用例!
- プレゼンの質疑応答対策: 発表する内容について「よくある質問」を作ってもらうと、「あ、こんなこと聞かれるかも!」という疑問に事前に備えることができます。
- 製品やサービスの説明資料: 開発中の製品やサービスについて「よくある質問」を作ってもらうと、ユーザーがどんな点に疑問を持つかを予測し、FAQコンテンツの作成に役立てられます。
- 議論の論点整理: ある問題について議論する前に「よくある質問」を作ってもらうと、何が主要な論点になるのかを事前に共有できます。
3. ブリーフィング・ドキュメント (Briefing Document): 簡潔な報告書!📰
- 機能: あなたが入力した内容について、背景、主要なポイント、現状、そして今後の展望などを、簡潔な報告書(ブリーフィング資料)形式でまとめてくれます。意思決定や情報共有のための要約に最適です。
- どんな時に便利?:使用例!
- 会議用のアジェンダや背景説明: 会議で話し合いたい内容について「ブリーフィング・ドキュメント」を作ってもらうと、参加者に事前に共有する資料としてすぐに使えます。
- プロジェクトの進捗報告: プロジェクトの現状や今後の課題について入力し「ブリーフィング・ドキュメント」を作ってもらうと、上司や関係者に簡潔に報告できます。
- あるテーマについての情報共有: 特定のテーマについて、みんなに知っておいてほしい要点を「ブリーフィング・ドキュメント」としてまとめることで、効率的な情報共有が可能です。
4. タイムライン (Timeline): 時間の流れを整理!🕰️
- 機能: あなたが入力したアイデアやトピックに関連する出来事や情報が、ソースの中でいつ言及されているか(発行日など)を時系列で整理してくれます。
- どんな時に便利?:使用例!
- 歴史的な流れを追う: ある歴史上の出来事や人物について入力し「タイムライン」を作ってもらうと、関連する出来事がいつ起こったのかを視覚的に把握できます。
- 製品開発のプロセスを整理: 過去の製品開発資料をソースにしている場合、開発の各段階がいつ行われたのかを「タイムライン」で整理できます。
- 複数の資料に散らばる出来事をまとめる: 色々なニュース記事やレポートをソースにしている場合、特定のテーマに関する出来事が、それぞれいつ報じられたのかを時系列で整理できます。
これらのスタジオのアウトプット機能は、あなたが情報を「どんな目的で」「どんな形に整理したいか」に合わせて選ぶと良い感じですよ!
最初は「どれを選べばいいの?」って思うかもしれませんが、試しにいくつか生成してみて、「あ、この形式、自分の思考の整理に合ってるな」とか「この形でまとめると、他の人にも分かりやすいな」とか、色々試してみるのがオススメです!
さいごに:便利機能を使いこなして、NotebookLMをさらに活用!
チャットエリアの「メモに保存」「音声概要」「マインドマップ」と、スタジオエリアの気の利いたアウトプット機能たち、いかがでしたか?
NotebookLMは、ただ質問に答えてくれるだけでなく、あなたの情報整理や思考をサポートしてくれる様々な機能が詰まっています。
今回ご紹介した機能たちも、あなたの知的活動をグッと効率的で創造的にしてくれるはずです。
ぜひ色々な資料をアップロードして、チャットしたり、スタジオでアイデアをいじったりしながら、これらの便利機能もフル活用してみてください!
そして、がん治療の有能なアシスタントとして使いまわしましょう。
きっと「おぉ!NotebookLM、やるじゃん!」って思う瞬間がたくさんあるはずですよ!😊
それでは、今回はこの辺で。また面白いNotebookLMの活用法が見つかったら、ご紹介しますね!
<完>





