がん患者の生成AI活用法:NotebookLMが凄い!(3)
ーー 目次 --

皆さん、こんにちは。
最近、個人的にめちゃくちゃ「これ、使えるじゃん!」って思ってるツールがあるんです。それが、Googleさんが開発してるNotebookLM!
色々なドキュメントを放り込んで、AIがその内容を理解して色々な手伝いをしてくれる、まさに「自分専用のAIアシスタント」みたいなツールなんです。
前回までは、いろいろな膵臓がんに関するソースを追加する方法を紹介しました。
で、NotebookLMの核となる機能として、今回ご紹介したいのが「チャットエリア」と「スタジオエリア」!
この二つを使いこなせると、NotebookLMの便利さがググッとアップするんですよ。
今回は、この二つのエリアの使い方をご紹介していきたいと思います!

カレーライスの作り方を教えて
その前に、本当にアップしたソースからだけ回答してくれるのか? 確認してみましょう。
チャットエリアの下の質問欄に
「カレーライスの作り方を教えて」
と入力してEnterキー!
AIがしばらく考えた末に、
ご提示いただいた情報源およびこれまでの会話履歴を拝見しましたが、カレーライスの作り方に関する情報は含まれていませんでした。
提供されている資料は、がん薬物療法に関する生活上の注意点、副作用への対処法、医療者との連携、がんの治療法(手術、放射線治療、薬物療法など)、補完代替医療、患者さんの体験談、社会的な支援制度などに関する内容です1…。
食事に関しては、治療中の味覚の変化や吐き気に対する工夫(例:すっきりした味やのど越しの良いものが食べやすい、ご飯を冷凍・温め直す、魚を蒸す、とろみをつけるなど)や、栄養補助食品の利用などが述べられています65…。しかし、具体的な料理のレシピ、特にカレーライスの作り方については記載がありません。
と返ってきました。
確かにアップしたソースだけを使って回答していますね。これでハルシネーションが抑えられることが確認できます。
NotebookLMの「チャットエリア」はまさに「AIとの対話室」
まず、「チャットエリア」。これはもう名前の通り、AIと文字で会話する場所です。
NotebookLMにアップロードしたドキュメント(これをNotebookLMでは「ソース」と呼びます)について、AIに質問したり、要約をお願いしたり、ブレインストーミングのお手伝いをしてもらったり…と、使い方は無限大!
イメージとしては、「この資料の内容について、AIに色々聞いてみる」場所ですね。
使い方は超シンプル!
- NotebookLMにソースをアップロードする。(前回で完了していますね。)
- チャットエリアの入力欄に、聞きたいことやお願いしたいことを入力する。
- Enterキーをポチッ!
これで、AIがソースの内容を踏まえて答えてくれます。
例えば、こんな使い方ができますよ!
- 「臨床試験の調べ方について教えて!」
- 「膵がんプレシジョンメディスン(個別化医療)について、素人にもわかるように説明して」
- 「アップロードした資料から、共通するキーワードを抜き出して」
- 「主治医と良好な関係を作る方法を教えて」
- 「膵がんに関する新しい治療法を紹介して!」
チャットエリアの良いところは、ピンポイントで知りたい情報をサッと引き出せること。そして、AIに質問を重ねて、より深く掘り下げていくことができる点です。
まるで、アップロードした資料の専門家と話しているような感覚ですね。😊
あ、そうそう!チャットエリアには「ソースの提案」機能もあるんです。入力しようとすると、AIが「こういう質問してみたら?」みたいな感じで提案してくれるんですよ。これも結構便利なので、ぜひ試してみてください!
アイデアをこねくり回す場所!NotebookLMの「スタジオエリア」
さあ、お次は「スタジオエリア」!
チャットエリアが「対話」の場所だとすると、スタジオエリアは「アイデアを形にしたり、情報を整理したり」する場所と言えるでしょう。
ここでは、あなたが持っているアイデアや疑問を書き出すと、NotebookLMがアップロードしたソースの中から関連する情報を自動的に探し出してきてくれるんです!
「へぇ〜、この資料にそんなこと書いてあったんだ!」みたいな発見があるかもしれません。
Studioエリアの基本的な流れはこんな感じ!
- スタジオエリアに、あなたが考えたいことや、まとめたいアイデアなどを書き込む。(箇条書きでも、長文でもOK!)
- NotebookLMが、その内容に関連するソースの情報を右側のペインに表示してくれる。
- 表示された関連情報を参考にしながら、さらにアイデアを深めたり、内容を編集したりする。
具体的な使い方の例としては…
- ブログ記事の構成を考える: 書きたいテーマについて箇条書きでアイデアを書き出すと、関連するソース情報が表示されるので、それを参考に構成を練っていく。
- 企画書の下書き: 企画のポイントをいくつか書き出すと、参考になりそうなデータや事例がソースからピックアップされる。
- 読書メモの整理: 読んだ本の内容について感想や疑問を書き出すと、本文中の該当箇所や関連情報が出てくる。
- 新しいアイデアの創出: 全く新しいアイデアの種を書き込むと、意外なソース情報との組み合わせでひらめきが得られるかも!
スタジオエリアの面白いところは、あなたが書いた「アイデア」と、NotebookLMが提示する「関連情報」が常に連動しているところです。
あなたの思考に合わせて、AIが最適な情報を提供してくれるイメージですね。まるで、優秀なリサーチアシスタントが横についてくれているかのようです!
チャットとスタジオ、どう使い分ける?連携させる?
さて、チャットエリアとスタジオエリア、それぞれの特徴が分かったところで、「じゃあ、どう使い分けるの?」って思いますよね。
私の個人的な感覚だと、
- チャットエリア: 特定の質問に答えてほしいとき、資料の内容をサッと確認したいとき、ブレインストーミングでAIに意見を求めたいときなど、「一点集中で深掘りしたい」ときに便利。
- スタジオエリア: 複数の情報源からアイデアをまとめたいとき、思考を整理したいとき、文章の下書きをしたいときなど、「全体を俯瞰して構成したり、アイデアを広げたりしたい」ときに役立つ。
といった感じです。
そして、この二つを連携させて使うのが、NotebookLMを最大限に活用するコツだと思うんです!
例えば…
- チャットエリアで資料の内容について疑問点を解消したり、特定の情報を深掘りする。
- そこで得られた情報やひらめきを、スタジオエリアに持って行ってアイデアを整理したり、文章の構成に組み込んだりする。
- Studioで整理した内容について、さらに疑問が出てきたら再びチャットエリアで質問してみる。
この行ったり来たりを繰り返すことで、より効率的に、そして深く思考を進めることができるはずです。
まとめ:NotebookLMのチャットとスタジオ、使ってみて!
NotebookLMのチャットエリアとスタジオエリア、いかがでしたか?
どちらも、アップロードしたソースの内容をAIが理解しているからこそ使える、めちゃくちゃ便利な機能なんです。
- チャット: 質問したり、要約したり、AIと対話してピンポイントな情報を得る!
- スタジオ: アイデアを書き出して、関連情報を引き出しながら思考を整理・発展させる!
最初はちょっと慣れないかもしれませんが、使い始めると「あ、これ便利だ!」って思う瞬間がきっとくるはずです。
読書レポートを書いたり、仕事の資料をまとめたり、趣味の調べ物をしたり…色々なシーンで活躍してくれると思います。
ぜひ、NotebookLMのチャットエリアとスタジオエリア、あなたの「知的活動」のお供にしてみてください!きっと新しい発見があるはずですよ。✨
ではでは、今回はこの辺で!最後まで読んでくださってありがとうございました!👋😊
また次の記事でお会いしましょう〜!