がん一般
ウイルス療法の第3相試験に中止勧告
腫瘍が縮小=延命効果がある、とはならないのががん治療の世界です。
(T-VEC)も、無増悪生存期間(PFS)については統計学的有意差はなく(従って、全生存期間(OS)の延長効果も期待できない)という結果になっています。
その一方で「経済毒性」は顕著です。
「T-VEC+ヤーボイ」の一回の治療費は5600万円あまり、ヤーボイだけの治療費は1500万円ですから、T-VECの治療費は4000万円ということになります。
第2相試験で顕著な効果が認められても、第3相試験でだめになる臨床試験は掃いて捨てるほどあります。
しっかりと第3相試験まで実施して、承認するかどうかの判断が必要でしょう。
参院選の争点にならない緩和ケア病棟入院料
問題の根っこには、安倍自公政権の社会福祉予算の削減にあるのです。
自民党と”福祉の”公明党政権は、「早期退院」の誘導を狙った診療報酬の改定、療養病床の削減、国公立病院の統廃合と病床機能の淘汰など、入院患者を強引に“追い出し”をする制度改変をずっと続けてきました。
これらの連続的な改悪によって、患者や家族の困難を増やし、「介護難民」「療養難民」「緩和ケア難民」を増大させることになっています。
さらに、安倍政権は2014年の法改定で導入した「地域医療構想」をてこに、都道府県に病床削減の計画をつくらせ、2025年の病床数を、本来必要とされる152万床から119万床に、33万床削減していく計画を推進しています。
「在宅療養」を進める政策をとり、社会保障予算を削減しようというのが、自公政権、厚生労働省の方針です。
しかし、これでは終末期のがん患者は、安心して最期を迎えることもできなくなります。