抗がん剤の耐性を解除する記事の「まとめ」

 

抗がん剤の耐性を解除する治療法について、何回か記事を書いてきましたが、それぞれの関連性や、要点をまとめてみました。

抗がん剤に耐性が付くメカニズムの1つとして、がん細胞の表面にP-糖タンパク質が多数発言し、それがポンプの役割をして抗がん剤を排出してしまうことが知られています。

ただ、抗がん剤の耐性についての機序は、それだけではなく、マイクロRNAの発現が関与している、P-糖タンパク質も含めたMRP1(ABCC1)、BCRP(ABCG2)などのトランスポーターが、抗がん剤を排出することが知られており、研究が進められています。

P-糖タンパク質の作用を阻害するゾスキダルが、急性骨髄性白血病患者を対象にしてアメリカで治験が行われましたが、結果は、統計的有意差を出すことができなかったようです。

抗がん剤の耐性とは直接の関係はないのですが、後から出てくる兵庫県の明和病院での著効例を紹介して、肝臓に転移しても諦める必要はないと紹介しています。

切除不能膵癌を対象としたイトラコナゾールの臨床試験を紹介し、この臨床試験を進めている園田医師の治療を受けた田村博子さんの例が書かれた毎日新聞の記事「がん・ステージ4からの眺め」を紹介しています。

ステージ4のトリプルネガティブ乳がんと告げられ、5度の脳転移経験もある田村博子さんは、園田医師の治療法を受けて”完全寛解”し、現在も元気に活躍しています。

タイミング良く掲載された「 がん・ステージ4からの眺め 膵臓がん完治への闘い」を紹介するとともに、その治療法への疑問やデータについての問題点も指摘しました。

開腹したが手術ができなかったステージ4の膵臓がん患者、水田賢一さんが、この治療法で完全寛解して、7年後も元気で活躍しているのです。ステージ4でも諦めないで、挑戦した結果です。


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