「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


5/19『膵臓がん患者と家族の集い』

【日 時】2024年5月19日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
【会 場】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】
   第1部 ミニレクチャー:HIFU(強力集束超音波治療法)の治験とは」オンコロ:金川潤也さま他
   第2部 患者・家族の交流会
申込締切は5月16日(木)19:00です。

詳しくはオフィシャルサイトで

「言葉」の大切さ、「疑う」ことの大切さ

がんのブログだから政治的な記事は遠慮していたが、鳩山総理の言動にはあきれ果ててしまい、書かずにはいられない。

「最低でも県外」「辺野古の美しい海を埋め立てるのは問題だ」「命をかけてやる」と言った言葉とはまったく反対に、最悪の元の案に戻ってしまった。阿部・福田・麻生と、政治家の言葉の軽さにうんざりして、「もしかしたら」と民主党に期待した国民が反動で”鳩山拒否”になるのは当たり前だ。こうして4人の総理の顔を思い浮かべてみると、なんだかデジャビューのようだ。

「海兵隊の抑止力について知れば知るほど必要だと分かった」というのであれば、どういうことを知ったのかを明らかにすればよい。自分独り合点していても国民には届かない。もしかすると、抑止力の実態を知ったが、それは説明できないということかもしれない。その場合に想定されるのは抑止力の実体が、沖縄には未だに「核兵器がある」ということかもしれない。核兵器の存在については、アメリカは否定も肯定もしないという戦略をとっている。ないことになっている核兵器がある、それによって抑止力が担保されている、という説明を受けた鳩山さんが国民に説明できないのは当然だ。沖縄にはいまだに核兵器が配備されていて、それが抑止力である(と彼らは考えている)。論理的に考えればそうなる。

一年の半分以上も沖縄にはいない海兵隊が、抑止力になるはずがない。仮に抑止力というのなら、米軍は2008年に韓国の基地を3分の1に縮小し、ソウル近郊の龍山基地の返還にも合意しているが、「抑止力」の相手が北朝鮮であるのなら、最も距離が近い韓国の基地をどうして閉鎖・縮小するのか説明がつくまい。フィリピンでは米軍は、クラーク空軍基地から90年代に撤退している。だからといってフィリピンとアメリカとの友好関係が損なわれたということはない。フィリピンや韓国のほうが、アメリカに対して対等にものを言っているということだ。どうも日本人は(日本の政治家は)アメリカの言うことはまちがいない、もっともだ、という誤った観念があるようだ。長年の習慣から思考停止になっているのだろう。

韓国海軍の哨戒艦「天安」が3月に沈没した事件について、鳩山総理が急に積極的になった。この件を持ち出して北朝鮮の脅威、抑止力の必要性を訴えたいという魂胆が見え透いている。
この件に関しては田中宇がおもしろい憶測を書いている。「天安」は米軍の原子力潜水艦との同士討ちで沈没した、という見方だ。韓国のKBSテレビが報じた地図なども参考にして「同士討ち説」を説明している。大いにあり得ることに違いない。

北朝鮮がやったのかもしれない。ビルマのラングーン爆破事件、キムチョンヒラニよる大韓航空機の爆破、日本人の拉致問題、これらは北朝鮮の犯行が明らかな事件であり、今回も北朝鮮の軍事行動だという可能性は高いと思う。しかし、その証拠が不十分だ。米英豪の合同調査団はその構成メンバーすら明らかにされていない。調査報告書には誰の署名も記されていない。

調査報告書が発表されたとき、北朝鮮からの「専門家の代表団を派遣するので、証拠を検証させてくれ」との申し入れに対して、韓国政府は「殺人犯が検事になるようなもので、こんな申し出を許すわけにはいかない」と拒絶している。米英豪なら第三者で検事役が務まるとでも言うのだろうか。ロシアや中国が参加しているのならまだしも、米英豪は国際法上では未だに北朝鮮とは交戦中の国である。これで検事役とは無理だろう。北朝鮮の調査団を受け入れて韓国の主張を堂々と言えば良いではないか。

「北朝鮮ならやりかねない」との考えには一理はある。私もそう思う。しかし、それを言うのならアメリカだって同じこと。アフガニスタンでイラクで国際法を無視した無法の限りを尽くしてきたのはアメリカであり、キューバのグァンタモ空軍基地には他国の主権を無視して拉致してきた兵士や民間人が未だに拷問・尋問されている。アメリカだけが正義だという思い込みは危ない。すくなくとも、「なんだかよくは分からないけど、どこかおかしいよね」という庶民感覚は持っていた方がよい。

福島瑞穂は良くやった。消費税反対で大量の議席を得たのに、その信を裏切って消費税導入に舵を切った村山総理の轍を踏まなくてすんだというだけでも褒めてあげよう。「言葉に責任を持つ政治を」のひと言は我々の胸にすとんと落ちる。しかし、良くやったが、遅かった。年末の派遣村で、派遣法の抜本的な改革を約束しておきながら、実質的に約束を反故にした。福島瑞穂自身が「言葉に責任を持つ政治」をやってこなかったのだ。また、社民党自身が普天間基地の「移設」の呪縛から抜け出せていない。沖縄に要らないものは日本中どこでも要らないのであり、移転先探しに終始している限りは「言葉に責任」を持つことなど不可能だ。大臣を罷免され、連立から離脱したからとて、「移設条件付き変換」を推進してきた福島瑞穂の責任が免れるはずもない。フィリピンを見習え、韓国を見習え、そして普天間は無条件で変換させよ。これをオバマに直談判するために訪米せよ。

   信なくば立たず

今の政治家にこれを期待するのは無理なのだろうか。


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「言葉」の大切さ、「疑う」ことの大切さ” に対して2件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    nakaさん。
    直腸がんで1年9ヶ月経っていますから、よい成績ではないでしょうか。私も直腸がんの手術後「5年生存率は70%だから、心配しないで」と言われたときには、30%は再発するのか、と考えたものですが、その後は心配などしないで、普通に生活してました。すい臓がんは5%ですから、少々心配です。
    肛門温存術でされたのでしょうね。私の場合は、下痢に悩まされましたが、便秘もつらいですね。
    がんと闘うのは「免疫力も含めた体力」。日々自分になし得ることをやる、後は結果を受け入れる。それしかありません。

  2. naka より:

    読売新聞に貴方様のブログが紹介されてから、読み続けております。私もがん患者の一人で、1年9カ月前に直腸がんを手術しました。ステージは3でした。リンパ節に小さな転移があるといわれました。今のところCT、血液検査等では異常がないといわれています。しかし再発をおそれています。手術後便秘がひどく、酸化マグネシウムが手放せません。ニンジン・りんごジュース、玄米食、生野菜食、梅干しの種子、駆虫プログラム(ハルダ・クラーク)、散歩、牛乳の中止等々、いろいろ試しています。
    貴方様のブログは非常に参考になります。特に「私のがん攻略法」は参考になりました。そして、6月1日のこの記事も。「フィリピンを見習え、韓国を見習え、そして普天間は無条件で返還させよ。これをオバマに直談判するために訪米せよ」。私の気持ちと全く同じです。

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