「好転反応」に騙されない

Web交流会のご案内


【日 時】2020年12月12日(土) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの集まりです
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】500円 (PayPal決済、郵便振替)
【定 員】100名
【内 容】
第一部 がん研有明病院 腫瘍精神科部長 清水研先生の講演
『もしも一年後、この世にいないとしたら ~4000人の患者家族と対話した精神科医の学び~』
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。

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好転反応に関して、こんな記事があった。

「好転反応」で悪化の例も=サプリや化粧品の健康被害相談-注意呼び掛け・消費者庁

健康食品の摂取や化粧品の使用後に湿疹などの症状が出たにもかかわらず、業者から「好転反応だ」などと継続を勧められたとの相談が消費生活センターなどに相次いでいる。継続後、1カ月以上の治療が必要になったケースもあり、消費者庁は「症状が出た場合、いったん中断して医師に相談してほしい」と呼び掛けている。

同庁によると、相談は、ダイエット用健康食品を摂取したり、化粧品を変えたりして、湿疹やめまい、下痢などの健康被害が生じるなどしたのに、業者から「回復に向かう過程の一時的な現象。好転反応だ」「今、悪いものが出ている」などと、継続を勧められたとの内容。全国の消費生活センターなどに相次いで寄せられ、2009年4月~14年10月の5年半で計339件に上った。(時事 2014/12/24-05:35)

サプリメントや健康食品の副作用が出ているのに、業者は「好転反応だから、いま止めてはダメ」という。それを信じて服用を続けている消費者もいる。で、どうしようもなくなってから病院へ、という事例が相次いでいるという。

常に、悪いやつは頭がいい。騙される消費者が少しでもいれば商売になる。

医学用語には「好転反応」という言葉はない。東洋医学では、按摩における「もみかえし」や鍼灸における「瞑眩」があるが、こうした症状を起こすのは、その施術者が下手な証拠である。

「好転反応」で有名になったのはホメオパシー。日本ホメオパシー財団の由井寅子氏はこう言っている。

自己治癒力が弱く体毒を排出できないので慢性病になっているので、レメディーをとり自己治癒力を刺激すると、まずは溜まっている体毒を排出しようとします。これが「好転反応」と呼ばれるものです。この好転反応を嫌う患者さんも多いですが、この排出なくして慢性病の根治はありません。

しかし、こんな悲惨なことになる。

東京の多摩地区のホメオパシー利用者の悪性リンパ腫の女性=当時(43)=が、通常の医療をほとんど受けずに死亡したとみられるケースもあった。女性は、症状の悪化をホメオパシーでいう「好転反応」ととらえていたとされる。

ホメオパシーのレメディーのように成分が1分子も含まれていない「薬」なら、副作用の心配もないが、正しい治療へのアクセスが遅れることになってしまう。アップルの元CEO ジョブズ氏もマクロビオテックスにはまってしまい、膵臓がんが悪化しているのを「好転反応」だと信じていたらしい。でもさすがはジョブズ、9ヶ月で「好転反応」の呪縛から向け出して手術をしたのだが、時すでに遅しだった。

また、「いわゆる健康食品」(医薬品ではないもの)について好転反応に関する説明を行うことは薬事法違反となる。

厚生労働省の「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針(ガイドライン)に係る留意事項 には(役所の文章は何でこんなに長い表題なんだろう)、その例として次のように記されている。

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