『がん消滅の罠-完全寛解の謎』がテレビドラマ化

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第15回『このミステリーがすごい!大賞』の大賞受賞作で、話題になった岩木一麻氏の『がん消滅の罠-完全寛解の謎』がテレビドラマ化されます。

4月2日(月)20:00からTBS系で放送されます。公式サイト

末期がんが消えたという不可解な事件が続き、生命保険の生存給付が支払われます。

作者の岩木一麻氏は、国立がん研究センター、放射線医学研究所に勤務した経験があり、医療用語も分かりやすく、がんの最新の情報にも精通しているようです。

日本がんセンターに勤める医師、夏目は、肺内に複数の転移が見られる肺がん患者を担当することになった。抗がん剤治療をしても、余命は半年程度と考えられ、生命保険会社から「リビングニーズ特約」の生前給付金を受け取った患者は、臨床試験中の新薬による治療を受ける。半年後にはがんが跡形もなく消え、再発もなく良好な経過をたどっていた。奇跡が起きたのか? だが、“奇跡”は立て続けに4例、起こっていた。夏目は、友人のがん研究者らとともに、この奇妙な「活人事件」の謎を追う--。

原作の中で、免疫細胞療法などに批判的な夏目は「そういうインチキ療法に騙されて寿命を縮めたり、多額の金を巻き上げられたりした患者をたくさん知っているからな」と言う。同僚の羽島は「末期がんで延命を目的とした治療しか選択肢がない患者にも、希望や救いといったものが必要じゃないか」と反論する。

転移があれば治ることはないのは抗がん剤もキノコやも同じでしょう。騙されているのかもと疑いながら、それにしか希望が見いだせないとしたら、それは騙されているのとは違う気がすると羽島は言います。

夏目と羽島の考え方の違い、エビデンスのない治療法は、そこまで非難されるべきなのか?

治らないがんを宿して、かつまだ生きる希望を持ち闘っている患者に対して、「エビデンスがあるのは緩和医療だけです」という言葉は、無力であり、新しいパターナリズム(父権的干渉主義)です。

原作は、このブログでも紹介したことがあります。


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