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「死生学」のデーケンさん 死去

「死への準備教育」を唱えて、日本に「死生学」を定着させたといわれるA・デーケンさんが亡くなりました。

親しい人との死別にどう向き合えばよいのか、また自分の死に対して、どのように考え、生活を送ればよいのかを説き、私もたくさんの影響を受けました。

がん患者、なかでも膵臓がん患者はすぐ目の前に死が待ち構えているのですから、自分なりの死生観を早く見つけないと、間に合いません。

日本人は、本来死とはずっと向き合って生きてきた民族のはずです。鴨長明、吉田兼好らの文学は、命は短いから今を十分大切に生きよと説いてきたのでしょう。

「生老病死」の「苦」から逃れるために仏教が広まってきたのでしょうが、今は葬式仏教になり果てて、命の苦しみを解決する場ではなくなっています。

戦後の高度経済成長や核家族化によって、「死」は病院でのできごととなり、自宅で爺さんばあさんをみとるという経験もなくなりました。

デーケンさんが改めて「死生学」を提唱したのはそんな背景もあったのでしょう。

「死」は遠い存在のはずでしたが、病気によって現実のものとなります。

このブログにも、膵臓がんの告知を受けてから、ずっと死との向き合い方を綴ってきたのです。

先日亡くなられたMYUさんも、真摯に「死」と向き合い、毅然と生き切った方でした。


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