膵臓がんにも光免疫療法:第1相試験開始

オンコロに紹介された情報です。

楽天メディカル株式会社は8月3日、同社が創薬した抗CD25抗体-色素複合体である「RM-1995」と、波長690nmのレーザ光照射のための機器を用いたアルミノックス治療(光免疫療法)について、「肝転移を有する進行または再発固形がん」に対する第1相臨床試験(RM-1995-102/jRCT番号:2031220721)を国内で開始したことを発表した。

肝転移をきたす原発巣には、消化器がん(大腸がん・胃がん・膵臓がんなど)ですから、膵臓がんも対象に含まれます。

抗CD25抗体-色素複合体「RM-1995」を用いたアルミノックス治療、肝転移を有する進行または再発固形がんに対する第Ⅰ相試験を国内で開始

RM-1995について
M-1995とは、インターロイキン2(IL-2)受容体α鎖(CD25)に特異的に結合するモノクローナル抗体と、光感受性物質であるIRDye® 700DX(IR700)との抗体-色素複合体である。免疫反応の抑制に関与している制御性T細胞(Treg)の表面のCD25に結合し、波長690nmのレーザ光を照射することでTregを特異的に排除できると考えられている。腫瘍内のTregを減少させることで局所的な免疫抑制が解除され、免疫細胞による抗腫活性を回復させることが、既に前臨床試験で示されている。

良い結果が出て、第2相試験へ進むことを期待しています。

「臨床研究等提出・公開システム」で検索すると、実施医療機関は、国立がん研究センター中央病院、国立がん研究センター東病院のようです。

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