将来は悲観的に、毎日は楽観的に
「語らい」
クスリをもらいにいつもの病院に。『おかしいよなぁ』と、また主治医の先生の言葉。『膵臓が3分の1しかないのに、どうしてアマリールが効いているのか、医者仲間の集まりで聞いてみたのよ。そしたら、開業医の皆さんは、そもそも膵臓癌で手術できた患者をあまり扱ったことがない。症例が少ないというのだよ。更に1年半以上も生きている患者は、ますます診たことがないというわけだ。結論は、アマリールがどうして効いているのか、みんなよく分からないというわけ』
先生はそんな気はないのだろうが、こうたびたび言われると、なんだか私が生きているのが悪いような、不思議な気分になってきた。『先生、効いているんだから、何だって良いではないですか』と私。
「将来は悲観的に、毎日は楽観的にですよ。死ぬときが来たら死ねばよいし、自分でコントロールできないことに悩むのはばかげていると思いませんか。今は本当に楽しい毎日ですよ。」と、本来は医者が患者に言い含めるようなことを患者の私が言う。私の診察時間はいつも先生と二人で笑い声が絶えない。
引っ越しのドタバタも落ちつきてきたので、またぞろブログを書き続けようと思う。
今週はずっとExcelのVBAでプログラムを組んでいる。リモートデスクトップ接続でOracleのデータベースにアクセスし、必要なデータをKeySQLでExcelにダウンロードする。Accessのデータベースをいじっていた頃のSQL構文を思い出しながらの作業だから結構時間がかかる。しかし、これがうまく動作したときは快感である。プログラム作りも、やり過ぎない限りは私にとって『わくわくすること』のひとつであり、楽しむことが癌にも良いはずだという気持ちで取り組んでいる。
はじめまして。
私の父(70歳)がすい臓がんを診断されまして3月に早々手術です。
あれこれとネットをみていてここに辿り着きました。
たくさん読ませて頂き勉強させていただきます。
ドクターという人はどうしても統計をとりたいのでしょうか(^-^)
私の父は統計通りにいかない事を願っているのです。