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日本癌学会、OTSが朝日新聞に抗議声明

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朝日新聞は傷口が大きくならないうちに、謝罪をした方がよいのになぁ。OTSは「医学的誤り・事実誤認はおろか、ねつ造と判断せざるを得ない重大な問題が多数含まれ」と指摘していますが、「ねつ造記事」そのものですね。さらに「患者団体の抗議声明」すらも、自らに都合の良い語句だけを抜粋して『がんワクチン臨床試験問題患者団体「研究の適正化を」』という記事に仕立てた、と。やはり事実の断片を寄せ集めて虚構をつくることに長けている新聞社です。

癌学会など朝日記事に抗議…がんワクチン問題で

東京大医科学研究所が開発したがんペプチドワクチンの臨床試験で、医科研付属病院の患者が消化管出血を起こした情報をワクチンを提供する他の病院には知らせていなかったと朝日新聞社が報じた問題で、日本癌(がん)学会(野田哲生理事長)と日本がん免疫学会(今井浩三理事長)は22日、朝日新聞社に対する抗議声明を公表した。

問題になっているのは、今月15、16日に掲載された一連の記事。癌学会ホームページに掲載された抗議声明では、「大きな事実誤認に基づいて情報をゆがめ、読者を誤った理解へと誘導する内容」と批判。同社に速やかな記事の訂正と謝罪を求めた。

一方、記事で触れられたオンコセラピー・サイエンス社(本社・川崎市、角田卓也社長)も同日、誤った記事によって「株価が一時ストップ安となり、約83億円の損失となった」として、朝日新聞社に抗議文を送った。
(2010年10月22日21時31分  読売新聞)

 

抗議声明
日本がん学会、日本がん免疫学会

「大丈夫か朝日新聞の報道姿勢」清木元治

第2 掲載記事にねつ造の疑いがあること
また、掲載記事には「記者が今年7月、複数のがんを対象にペプチド臨床試験を行っているある大学病院の関係者」に取材した旨の記載がございます。
東京大学医科学研究所で、改めて独自に調査を行い、 「複数のがんを対象にペプチド臨床試験を行っている大学病院」に該当するすべての大学病院に問い合わせを行ったところ、今年の7月に記者から取材を受けたのは大阪大学のみということが判明した、と連絡がありました。ところが、大阪大学で取材を受けた関係者は掲載記事に記載されているような回答は全くしておらず、取材をした記者に対して電話で抗議したとのことでした。
このように、掲載記事は十分な取材活動に基づいておらず誤りがあるうえ、ねつ造の可能性が極めて高いと思われます。

第4 貴社のその他の報道について
2010年10月16日、 朝日新聞社説においては、 『研究者の良心が問われる』 との見出しで、ナチス・ドイツの人体実験まで引用し、読者に悪印象を植え付ける形で、研究者を批判する記事が掲載されました。こちらの報道についても東京大学医科学研究所においてがんペプチドワクチンの研究に携わる研究者の名誉を毀損する内容であると思慮いたします。
なお、今回の報道に関連し、患者会41団体による「がん臨床研究の適切な推進に関する声明文」について報じる10月21日の朝日新聞朝刊記事は、『がんワクチン臨床試験問題患者団体「研究の適正化を」』と題し、自らの主張に沿うように声明文を抜粋して趣旨を歪曲し、報道がなされたものでした。その違いは、原文(http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/files/101020-2.pdf)と朝日新聞記事と比較していただければ一目瞭然です。 <上の「大丈夫か朝日の報道姿勢」を参照>

このように、貴社の報道姿勢については大いに問題があると考えます。


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