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天下は神器、為すべからず

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信用できる相手って、どんな人だろう。
「よく分からないけど、あの人がそう言うのなら、従ってみようか」
「今後の治療法、迷うけど、この先生が言うのだったら、そうしてみようか」

反対に、「あの人が正しいことを言うから、嫌だ!」ということもある。

親父
親父
なるほど!

結局、相手が何を言うかではなく、日ごろからその人の行いが、言行一致しているのか、私のことを真剣に考えてくれているのか、そういう暗黙の信頼があるかどうかではないでしょうか。

「丁寧に説明していく」と言いながら、安倍晋三の答弁は訊かれたことにまともに答えるのではなく、論点をはぐらかして時間稼ぎをしているだけだ。アメリカの艦船に乗った母子を助けなくてはいいのか、とパネルを示してまで言っていたかと思うと、「必ずしも日本人が乗っていなくてもいい」と言い出す。ホルムズ海峡の機雷除去も「想定しづらい」と言い直した。

じゃ、なんで安全保障法案が必要なんだ。中国や北朝鮮の脅威をさかんに言うが、それは個別的自衛権で対処するべき問題で、集団的自衛権とは関係がない。ほとんどの憲法学者が反対していると言われたら、「最後は最高裁が決めることです」と言い、元最高裁の長官が違憲だと言ったら、「一私人の発言だ」とはぐらかす。

要するに、アメリカと「この法案を通します」と約束したから遮二無二突き進んでいるだけなんだと、皆が分かっている。だから国会の議論なんぞは茶番になる。この人物に政治を任せていると何をするか分からない。消費税を10%にした場合、4000円までしか返しませんよ、なんぞは、「馬鹿にするのもいい加減にしろ」となる。本当に国民は舐められているんだなぁ。

言っていることに誠実さが微塵も感じられないから、多数の国民が「戦争法案」だと反対しているのだよ。

老子の道徳教にこんな一章がある。

将(まさ)に天下を取らんと欲してこれを為(な)すは、吾れその得ざるを見るのみ。天下は神器、為すべからず、執(と)るべからず。為す者はこれを敗り、執る者はこれを失う。凡(およ)そ物、或(ある)いは行き或いは随(したが)い、或いは歔(きょ)し或いは吹(ふ)き、或いは強く或いは羸(よわ)く、或いは培い或いは?(こぼ)つ。ここを以(も)って聖人は、甚(じん)を去り、奢(しゃ)を去り、泰(たい)を去る。(道徳教第二九章)

バカボンのパパ流に超訳すれば、

天下を取って一等賞になろうとして、そのためにあれこれ作為的なことをしても、
絶対に天下なんか取れませんよということをわしは見てきたのだ。
天下というのは神がかったどんぶりばちのようなもので、
何をしたからどうなるという浅はかなものではないのだ。
それでも天下に仕掛けようとする人は、この世を壊してしまうし、
それでもずっと強引にしようとし続ければこの世そのものを失ってしまうのだ。
世間のみんなは、先に行きますよ、レレレのレーという人もいれば、
あとから付いていきますよ、レレレのレーという人もいるのだ。
ある人は穏やかに安らいで息をするし、ある人は激しくぜーぜー息をするのだ。
ある人は押しが強くて、ある人はトコロテンみたいに弱いのだ。
ある人はやけのやんぱちなのだ。
だからどえらい人は、自分のことでトゥー・マッチな行動は慎み、
贅沢はせず、控えめを心がけるのだ。
これでいいのだ。『バカボンのパパと読む「老子」』より。

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安倍晋三は「美しい日本を取り戻す」とのつもりだろうが、この日本を壊そうとしていることに気づいてほしいものだ。タオのエナジーに逆らって無理をすればもっとおかしなことになる。だから政治を預かっているものは(預かっているという意識も無さそうだが)、無為で良いのだ。

安保法案に賛成した議員は、来年以降の選挙までに恐々とするよ。これからは落選運動だ。国民の意識は変わったし、一過性では終わらない。「シルバーウィークが過ぎれば忘れる」ような国民ではなくなったんだ。


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