積極的に計画・実行する人“がん死亡リスク低い”

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【日 時】2019年6月22日(土) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 90名
【内 容】
●講演:がんと心の関係~サイモントン療法による癒やし~
川畑のぶこ氏(NPO法人 サイモントン療法協会)によるサイモントン療法とマインドフルネスの講演およびエクササイズ
●患者さんどうしの情報交換~フリートーキング

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国立がん研究センターの多目的コホート研究『日常経験する問題や出来事に対する対処の仕方とがん罹患及び死亡との関連について』が発表されています。

日常的な出来事に対して積極的に解決するための計画を立て、実行する人は、そうでない人に比べて、がんで死亡するリスクが15%低くなる、との結果です。

日常経験する問題や出来事に対する対処の仕方は、心理的ストレスに対応するために重要であり、様々な健康アウトカムの危険因子であることが明らかになってきています。現在までの先行研究から、ストレスへの対処方法はがんの診断・進展やがん患者の生存率と関連があることも報告されています。そこで本研究では、日常経験する問題や出来事に対する対処の仕方とがん罹患及び死亡との関連との関連を検討しました。

  • 対処型行動:「解決する計画を立て、実行する」「誰かに相談する」「状況のプラス面を見つけ出す努力をする」
  • 逃避型行動:「変えることができたらと空想したり願う」「自分を責め、非難する」「そのことを避けて他ほかのことをする」

との二つの群に分けたとき、がんについては、次のような結果がみられました。

  • 対処型行動をとる人でがん死亡のリスクが低下
  • その中でも、「状況のプラス面を見つけ出す努力をする」人でがん死亡のリスクが低下
  • 全がん罹患では有意な関連はみられず、対処型行動で限局性がんや、検診でがんが発見されることが多い

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対処型・逃避型両方なしを1.0としたとき、対処型のみの人では0.85と15%低く(統計的有意差あり)なっています。逃避型のみ、両方ありがさらにリスクが低くなっているように見えますが、これらには統計的有意差がないという結果です。

今回の結果から、日常経験する問題や出来事に対して逃避型の対処行動をせず、積極的に解決する計画を立て実行するような対処型の行動をとる人は、がんの早期発見・早期診断の確率が高まることや、積極的に情報を収集し、医療機関に相談する可能性があるため、対処型の行動を日常培うことが重要だと考えられます。

とのこと。

がんの否定的な面だけを見て、ストレスを抱え込んでいる人に比べて、積極的に情報を収集し、自分に合った治療法を考え、医師とのあいだでも自分の考えや生き方を重視した治療法を使えることが大切でしょう。ストレスへの対処のしかたで生存率が違ってくるのです。

私は、「心の平安」が、がんとの闘いにおいては、最も重要視しなければならないことだと考えます。


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積極的に計画・実行する人“がん死亡リスク低い”” に対して1件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    建築屋さん。
    つい、頷いてしまいますね。
    『バカボンのパパと読む老子』でも「これでいいのだ~~」と何度も叫んでいます。(^▽^)
    がん研の内情を暴露したTwitter、今のがん研の様子が分かって興味深いですよ。
    私の入院当時と変わったところもあれば、相変わらずのところもありです。

  2. バカ建築屋 より:

    エピソードとして、非常によくわかります。
    昔、50?60代でがんの手術をした親戚達のうち
    「わしゃーもう長くないから何しても良いのだー」
    と好き勝手した人は百近くでまだ元気です。
    周りが苦労してますが…
    コレでいいのだーと思いました。

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