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使えない患者申し出療養制度

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4月1日から「患者申し出療養制度」が始まりました。この制度、賛否両論がありますが、私は混合診療の拡大につながる、国民皆保険制度がなし崩しになるという点で反対です。賛成の立場の清郷伸人氏も、逆の立場から「欺瞞」だと言っています。清郷氏には相当の資産があるようですね。

Vol.077 だまされた難治患者たち―患者申出療養制度の欺瞞

この制度、お金のないがん患者には関係ありません。そういう方は、以下の文章はスルーしてくださって結構です。

毎日新聞の記事を二つ紹介しておきます。

『保険診療と併用でスタート 費用・複雑な制度課題 「治療格差」生じる懸念』
『保険診療と併用でスタート 国立がん研究センター中央病院副院長・藤原康弘』

要点をまとめると、

  1. 患者が、自分の使える有効な抗がん剤の情報を集めることができるのか?
  2. 患者は、かかりつけ医などに相談し、その上で全国八つの臨床研究中核病院などを通じて国に未承認の薬や適応外の使用を申し出ることになっている。
  3. しかし、これらの病院には相談窓口が設けられる予定だが、患者の求めている治療に科学的根拠がありそうかどうかは専門的な知識がないと判断できない。相談窓口があるだけでは機能は果たせない。
  4. 最近海外で承認された抗がん剤の7割以上は月額100万円以上かかる。患者の負担は青天井である。
  5. 申請後は最短で6週間で薬が使えるようになるとの厚生労働省の触れ込みだが、臨床研究中核病院へのセカンドオピニオン予約は、連絡後だいたい2?4週間待ちである。さらに、藤原医師のインタビューにあるように、
  6. その後、臨床研究中核病院が「実施計画書や説明同意文書の作成し、それらの書類を病院内の倫理審査委員会などにも諮るとなると半年から1年はかかる」

つまり、患者は運が悪ければ1年以上待たされることになる。どんなに早くても4ヶ月はかかる。これまでの抗がん剤が効かないから未承認の抗がん剤を使いたいのに、4ヶ月から1年も待たされたら病状は相当悪化するに違いない。これではなんのための制度なのか? 清郷さんでなくても怒りたくなる。

この制度といい、ケアマネに対する「集中減算」制といい、厚生労働省の官僚が制度設計すると「使えない」「ろくなものではない」ものばかりだ。

ま、私のように貯金や金融資産がゼロの貧乏人には無縁の制度ですがね。

藤原医師は、むしろ日本版コンパッショネートユース制度を検討した方が良いと薦めています。自分の求める薬が治験中かどうかは独立行政法人医薬品医療機器総合機構のサイトで分かります。


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