2012年 本年もよろしくお願いします
大変な1年が過ぎ、新たな、なが~い放射能との闘いの年が明けました。
新年おめでとうございます。 東北の被災者、福島をはじめとした原発事故の被災者の方が、少しでも安心できる年にしたいものです。
昨年のNHK-ETV特集で玄侑宗久さんと吉岡忍さんの対談がありました。玄侑さんが「人間は、この地球に仮住まいの身なんだから、龍を飼うことをしてはいけなかったんだ」と言われていました。もちろん、福島第一を含めた原子力発電所のことです。
元旦にはふさわしくない話題と思われるかもしれませんが、1年の初めだからこそ、敢えて書いておきます。福島原発の危機は終わっていません。特に4号機の使用済み核燃料プールが危ない。M8級の余震が来たら持ちこたえられるだろうか。東電は補強はしたに違いないが、健全な建物でさえも不安なのに事故による大きな損傷を受けている建物である。これが万一崩壊すれば、3月のように、再び東京から脱出するかどうかを考えなければならない。
「放射能の半減期は長いが、人間の記憶の半減期は短い」
福島原発は終わってはいなくても、大きな危険はないと考えている人が大多数だ。あのぼろぼろの原発の建物を、M8という巨大な余震が襲ったらひとたまりもないはずだ。運良く倒壊しなくてもプールに穴があけば万事窮す、使用済み燃料棒は全て溶融して放射能をまき散らす。そうならないことを願うが、このリスクが現実化する確率は相当高いはずだ。
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6月で術後5年になります。思えば遠くまできたものだ、いやいや、まだまだ道半ば。どちらも正直な気持ちです。同じく6月には「アンサンブル フェスティバル 2012」が、すみだトリフォニーホールであります。80台のチェロアンサンブルで、私もサン・サーンスの「白鳥」他に挑戦です。福島で何事もなければですが・・・。
焦らず、慌てず、くよくよせず、明日のことに悩まず、他人を羨まず、まあ、こんなものかと今のままで良いと思い、ただ一人の伴侶を愛し、子供らを慈しみ、弱者・隣人の災難に思いを馳せ、たくさんの犠牲者の魂安かれと念じ、被ばくしたであろう子供らにやがてやってくるであろう辛苦におののく。
威張る奴らには威張らせておけば良かろう、俺は俺。
おい、癌よ、我が64年の人生に 何ら恥じることなし
新年おめでとうございます。
お身体無事お過ごしで本当に何よりです。
昨年3月の事故後にキノシタさんが、ジタバタしなさんな、とブログでおっしゃってた
あの日々から、今のキノシタさんの文面の方が何倍も危機感を感じます。
まさに、私もキノシタさんと同じ事を心配する新年の幕開けとなりました。
来年のお正月にはこの池上で無事にいられるかどうか、まさに神様しかわかりません。
年始早々の地震には本当に肝を冷しましたし・・・。やれやれですね。
まさに気の休まる間もありません。
そのせいにしてはいけませんが、ストレスが溜まってしまい、つい甘いものに逃避!
免疫力を下げないよう、これからウォーキングしてまいります。
今年もいろいろな情報を宜しくお願い致します。
どうか、少しでも楽しく、そして元気に皆が過ごせますように!