がんと免疫

昨夜のテレビ東京『主治医が見つかる診療所』を視聴しました。がんになった医師がやっていること=共通しているのは→「適度な運動」

がん患者には、やはり運動ですよね。そして食事療法。免疫力を低下させないためにストレス解消もありました。

がんと免疫の関係について少し考察。

これまでにさまざまな免疫療法が考案され、ことごとく失敗してきました。だから、免疫だけでがんと闘えるの? がん細胞が免疫を抑制した結果大きくなったのだから、いまさら免疫力を高めたって手遅れでしょ。という意見が圧倒的でした。一方で、いや、人の免疫力の底力は凄いのだから、さまざまな障害を取り除いてやればがんともっと上手に闘うはずだし、がんを一晩で消してしまうことすら夢ではない、という免疫信仰?に近い考えもあります。

もちろん私も、後者のそれに近い考えです。

そしてここに来て、話題の免疫チェックポイント阻害剤によって、免疫が正しく働けば、がんは消えるということが確かめられるようになったのです。

ロハス・メディカルの1月号が良い記事を載せています。

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免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞をやっつける薬ではなく、がん細胞がキラ-T細胞に悪さをしてがん細胞と闘うのを放棄するように仕向けていたのを、解除して、本来の働きをするようにする薬なのです。

キラーT細胞などの免疫細胞が、本来の力を発揮すると凄いことができてしまう。なのでいま、製薬企業も驚いて、躍起になって柳の下の土壌を探しているわけ。

奇跡的な治癒にも免疫力が作用しているのはまちがいないところでしょう。まだまだ人類は、自分の身体の神秘について分からないことばかりです。

自分の免疫細胞を取りだして、外で培養して数を増やし体内に戻す。これだけの免疫療法では、がん細胞がしかけた『免疫抑制』は解除できませんからね。効かないはずですよ。

しかし、今後は「免疫療法?そんなの効かないよ」と一笑に付することはできなくなりますね。


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