前向きに生きることが、治癒につながる
「がんと闘う」よりも「前向きに生きる」
佐藤典宏先生のこの YouTube の動画もなかなか素晴らしいですよ。
私も何度も推薦しているケリー・ターナー博士の著作『がんが自然に治る生き方』をテーマにして、「がんと闘う」よりも「前向きに生きる」とはどういうことなのか。佐藤先生独自のポイントをまとめて解説しています。
治癒不能といわれたガンが自然治癒する現象が、実際の医療現場で話題になることはまずない。 しかし筆者が目を通した1000本以上の医学論文において、ガンが自然に治癒した事例を報告していた。医師は治すのが仕事なのでこうした事例を追跡研究することはなく、「たまたま」治ったという話は「偽りの希望」を与えるだけだとして積極的に口外することもなかったために、自然治癒事例は事実上放置されてきたのである。
全く科学的にメスを入れられていないこのテーマを解明するために、「劇的な寛解」事例を報告した医学論文をくまなく分析し、日本を含む世界10カ国で寛解者と治療者のインタビューを行った結果、ガンの自然治癒を体験した人々には、「9つの共通する実践事項」があった。
彼女が上げた9つのこととは、
- 抜本的に食事を変える
- 治療法は自分で決める
- 直感に従う
- ハーブとサプリメントの力を借りる
- 抑圧された感情を解き放つ
- より前向きに生きる
- 周囲の人の支えを受け入れる
- 自分の魂と深くつながる
- 「どうしても生きたい理由」を持つ
である。
このブログのトップページヘッダー部分には、『がんに効く生活』の著者シュレベール博士の次の言葉を紹介しています。
私自身このような生き方がんとの付き合い方を実践してきたつもりです。ですから佐藤先生の今回の動画には大きく頷くところがあります。
治ることばかりを考えている人は治りづらい。幸せを感じて、日々豊かな時間を過ごしている患者には、もしかすると劇的な寛解(奇跡的治癒)が来るのかもしれません。
いつも更新ご苦労さまです
がんの自然退縮に関しては大きく2つの考え方があります
一つは、何らかの要因で抗原提示効果が起き、それにより自己免疫が
がんを攻撃できるようになる場合
例えば放射線治療では、5千~1万例に1くらいの割で
放射線で破壊されたがん細胞の中身がばらまかれ、その抗原を
免疫細胞が認識して攻撃し、転移巣まで治ってしまうことがあると聞きます
もう一つは、そもそも最初からそのがんの遺伝子変異が
成長途中で自己崩壊を起こすようなものであった場合
つまり最後まで生きられないと決まっていたがんということです
自然退縮が多いがんはだいたい判明しており
腎臓がん、メラノーマ、子宮絨毛がんに多いのですが
これらはおそらくそのような遺伝子プログラムだったのだと思われます
最後に私見ですが、何らかの物質、例えばビタミンC、アガリクスエキス、
ブロリコ、フコイダンなどが、がん細胞に直接働きかけて消し去る
というのはまず不可能だと思います