「高額療養費制度」は国民皆保険制度の根管
「高額療養費制度」の負担増に反対する緊急署名はどんどん増えて、7万人を超えました。
10万人まで行きましょう。
そもそも保険というのはどういうものですか。
例えば自動車の自賠責保険や任意保険。これは万が一まさかの事故を起こした場合に、死亡事故などであった場合に賠償責任で破産する、人生が破綻するかもしれないとが予想されるわけです。
リスクは小さいけども万が一そのリスクが現実になった時に莫大なお金がかかる。それを補うのが自動車保険です。
保険というのは本来そうしたものでしょう。
風邪だとかちょっとした怪我で健康保険のお世話になる。それもあるでしょう。しかし国民のうち2人に1人はがんになる時代です。
がんになってみればわかるのですが、医療費が大変です。家庭の大黒柱が癌になれば収入も途絶えたり減額するでしょうからさらに大変です。
そうしたリスクで破綻しないための制度が高額療養費制度ですから、国民健康保険制度の根幹であると言ってもいいでしょう。
その国民簡易保険制度の根幹である制度を、わずか2時間半の審議時間で、患者の意見も聞かずに決めてしまった。
その決めてしまった人たちがこちらです。

そうそうたるメンバーですね。日本医師会、日本歯科医師会、日本看護協会、日本薬剤師会、日本病院会。これらの組織は患者の負担増には無関心ということですね。
しかし、日本労働組合総連合、高齢社会を良くする女性の会、全国後期高齢者医療広域連合協議会、全国老人クラブ連合会、これらの組織も患者の命を削るような負担増でも、それに反対の意見を言わなかったということでしょうか。
がっかりしますね。一体誰を代表しているのでしょうか。
まあ審議会なんてこんなものですよ、事務局が用意した案をシャンシャンと承認するだけ。多くの審議会はそんな状態です。アリバイ作りです。
勝俣範之先生をはじめ、がん関係の著名な医療従事者の方たちもどんどん反対の声を上げております。勝俣先生は「がんの経済毒性」の観点から反対の意思表示をしております。そうなんですよね。がんの経済毒性ということで、巷の免疫細胞療法などに反対している先生方も多いですが、こちらの方は全ての患者さんに関わる内容ですから、当然反対の声を上げるべきでしょう。
「ぶどうの木」のミツエさんもブログで反対の声を発信しております。
この改悪案は絶対に潰さなくてはなりません。がん患者に、治療などはほどほどにして、死ねというのと同じです。
国民民主党や日本維新の会は、態度を明らかにしたらどうでしょうか。
他の野党は反対してるので、国民民主党と日本維新の会が反対すれば予算は通過しません。この改悪案も廃案になります。
#高額療養費制度引き上げ反対
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