食事と運動は、がんの治療にも効果がある

Web交流会のご案内

【日 時】2021年2月7日(日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの交流会です
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】無料
【定 員】20名
【内 容】
第一部 「がんゲノム医療とリキッドバイオプシー」について患者の和田さんが解説
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。

参加申込受付中です。
詳しくはオフィシャルサイトで


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『がんサポート』2011年2月号の瀬戸山修 爽秋会クリニカルサイエンス研究所代表へのインタビュー記事である。『エビデンスのある食事 がん治療の効果を高めるためにも食事は重要!』と題して食事と運動の大切さを話されている。その多くはすでにどこかで紹介された内容であり、目新しくはないのだが、いくつか気になることもある。

欧米食を多くとるほど生存期間が短くなる

大腸がん(結腸がんの3期)で手術を受けた患者さんを対象に、術後補助化学療法の効果を調べた臨床試験である(06年)。「5-FU(一般名フルオロウラシル)+ロイコボリン(ホリナートカルシウム)」群と、「5-FU+ロイコボリン+イリノテカン(商品名カンプト/トポテシン)」群を比較している。

その結果、イリノテカンを加えても生存期間は延びず、副作用が増加することが明らかになった。この3剤併用療法は進行再発大腸がんの治療では有効だが、術後治療には適していなかったのだ。そしてこの臨床試験が興味深いのは、食事や運動の影響についても調べている点だ。

食事に関しては、補助化学療法中と6カ月後の食事内容について質問に答えてもらい、その影響を調べている。野菜、果物、鶏肉、魚などの「理想食」と、牛肉、脂肪、精製穀類、デザートなどの「欧米食」を、どのくらい摂取しているかが、生存期間にどう影響するかを調べた。

結論は、欧米食を多くとるほど生存期間が短くなるというものだった。欧米食を食べる程度で4段階に分けると、最も欧米食が少ない群に比べ、最も欧米食の多い群は、再発のリスクが3.25倍に増加していた。

運動に関しては、1週間に3MET時間(軽いウォーキングなら1時間)以下の運動しかしない人に比べ、18MET時間(同6時間)以上運動する人は、再発のリスクが45~49パーセント低下していた。

抗がん剤は、期待するほど大きな効果を発揮しないかもしれません。一方、適切な栄養や運動は、ときに抗がん剤治療に匹敵するほど大きな影響を示すことがあります。がんの患者さんは、そのことをぜひ知っておいてほしいと思いますね。

まさにその通り。3MET時間/週の運動は、退院後欠かさず行なっている。電車では一駅手前で降りて歩く、散歩に飽きたらカメラを担いで散歩写真を撮るなど、飽きないように工夫をしている。継続しなければ効果がないのだから。

魔法の弾丸はない

がん患者は代替医療に「魔法の弾丸」を求めようとするが、近代医学に対しても「魔法の弾丸」を求めようとしているかのようだ。今回のすい臓がんへのタルセバ承認についてもそのような傾向があると思う。たいした効果もないのに、他に治療法が限られているからと承認される。患者は一日千秋の思いで承認を待っているのだが、高価な薬剤費で10日ばかりの延命効果を買うことになる。

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この図を見ると、野菜と果物をたくさん摂って、適当な運動をすることの重要さ分かる。抗がん剤の効果をしのぐこともあるのだ。

がんの食事について考えるとき、“がんを防ぐ食事” と“がん療養中の患者さんの食事” を分けて考えることが多い。しかし、分ける必要はない、と瀬戸山さんは言う。
「がんの増殖メカニズムは一緒ですから、がんを防ぐ食事の情報はがんの患者さんにとっても有益な情報になります。それに、がんのサバイバー(がん治療経験者)を対象にした研究は、あまりありませんが、がん予防に関するエビデンスは非常に多いのです。その情報をうまく活用すべきですね」

がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」 がん予防のエビデンスは、がん患者の治療法にも採用してよいのである。緑茶のEDCGにがん予防効果があるのなら、がん患者は治療効果を期待しても良いのだから、私は毎日飲んでいる。

がん患者に治って欲しいから何度でも紹介するが、『がんに効く生活―克服した医師の自分でできる「統合医療」』はこれと同じことがさらに詳細に紹介されている。シュレベールは「がんを作らない、育てない、あきらめない」ことが大切であり、そのために必要なことをもらさず書いている。

サプリメントに効果はない

瀬戸山氏はサプリメントについては次のように言う。

βカロテン、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、セレニウムといった抗酸化物質のサプリメントについて、分析した結果、いずれのサプリメントもがん予防の効果はなく、βカロテン、ビタミンA、ビタミンEに関しては、投与群の死亡率が高くなるという結果になった。ビタミンCとセレニウムは、死亡率には影響がなかった。

マルチビタミン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸のサプリメントを使用しても、肺がんの発生率は低下しないことがわかった。

「これらの研究結果を考えると、食事で不足する栄養を補うためのサプリメント利用はいいとしても、がんを防ぐためにサプリメントで栄養を大量摂取することは勧められません。βカロテンを豊富に含む野菜を食べることと、サプリメントで大量のβカロテンを摂取することは同じではないと思われます」

私マルチビタミンを摂っているのは、がん患者比はビタミンが不足しがちであることと、日本人には圧倒的に不足しているビタミンDの補給が目的である。ビタミンDの抗がん作用については過去に何度も書いている。

「健康食品」の安全性・有効性情報

サプリメントの膵臓がんに関しての情報を探すのであれば、「健康食品」の安全性・有効性情報に次のようなキーワードでサイト内を検索すれば良い。

サイト内検索のこの方法は、他のサイトでも応用すれば必要な情報を効率よく取得できるだろう。上の検索結果には膵臓がんについての肯定的・否定的情報が含まれている。良く中身を吟味して参考にして欲しい。

膵臓がんでは、

  • 緑茶(カテキン)
  • 魚油(EPA、DHA)
  • シイタケ
    ーアガリクスよりよほどましー
  • メラトニン
  • ビタミンD:多くても少なすぎてもリスクが高くなる。これについては「米国統合医療ノート」を参照してください。

に少し期待が持てる。ウコン(クルクミン)については、まだ膵癌の記述は追加されていないようだ。その他は芳しい内容ではない。


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