【衝撃】がんペプチドワクチン、再び有効性示せず

「サイエンス」誌の、今年の最重要研究成果に「がん免疫療法」が選ばれたとのニュースがあった同じ日に、がっかりする否定的なニュースです。

オンコセラピー・サイエンス社のC01を用いたがんペプチドカクテルワクチン第三相診療試験が中止勧告を受けたようです。

臨床試験も中止です。膵臓がん患者には衝撃です。

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OTS102(エルパモチド)第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(PEGASUS-PC Study)も2012年2月に有効性が確認できず、と発表されて、それに変わるものとしてCOMPETE-PC Studyが期待されたのだが、第Ⅲ相試験でこれも有意差がないとなった。

たぶんこれでがんペプチドワクチンへの期待は一挙にしぼんでしまうだろう。私もエルパモチドの例があるから大して期待はしていなかったが、もしかしたら? という思いはあった。膵臓がん患者としては誠に残念です。

今後は術後再発予防を目的とするとのことですが、ペプチドワクチンは本来そうした目的に適しているのだと、中村教授が述べていました。そちらに期待したいと思います。

大々的に効果を報道してきたNHK等のマスコミの対応が見物だ。


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