スポンサーリンク
Web交流会のご案内


第12回『膵臓がん患者と家族の集い』Web交流会

【日 時】2021年12月12日(日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの交流会です
【対 象】膵臓がん患者とその家族
【参加費】1000円
【定 員】50名
【内 容】
第1部 佐藤典宏先生の講演「膵臓がん患者の運動と食事・サプリメント」
第2部 膵臓がん 何でも質問箱:事前の質問に佐藤先生がお答えします。
第3部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
スマホだけで簡単に参加することができます。
参加申込受付中です。

詳しくはオフィシャルサイトで

がん治療の費用対効果

分子標的薬が次々と承認され、免疫チェックポイント阻害剤もいずれ多くの癌腫に効果があるとして承認されるだろう。がん患者としては期待もしている。

しかし、その薬価を見ると唖然とする。非小細胞肺がんに承認されたニボルマブは、1人に1年投与すると約3400万円かかる。効果があり、長生きするから長く投与することになる。投与し続け中止する時期を判断することも難しい。

第56回日本肺癌学会学術集会のシンポジウム「肺癌新治療の費用対効果」には満員の聴衆が参加したそうである。

費用対効果から考える肺癌治療のあり方【肺癌学会2015】
医療の進歩が国家を破綻させる

仮に非小細胞肺癌の治療薬ニボルマブ(オプジーボ)を1年間投与すると、約3400万円かかり、患者数の多い非小細胞肺がん患者10万人に投与すると、3兆4000億円かかることになる。これでは国の財政が崩壊する。他の癌腫にも同様の薬がどんどん出てくれば、国家予算の半分ががん治療費なんてことにもなりかねません。国保の加入者が一人がんになったら、その自治体の保険財政は破綻しかねません。保険料を上げるしかないが、それにも限度がある。「なぜいやなあいつの医療費のために、私の保険料が上がるのか?」小さな共同体ではそんな恨み辛みにもなりかねない。

そうした背景もあって、「肺癌新治療の費用対効果」のシンポジウムが開催されたのですが、そこでは「75歳以上には対症療法しか提供しない」との解決差ものあり得るという話も出たそうです。

根本は薬価が高すぎることです。こちらの記事にも書きましたが、

  1. 医療費に関するウソ
  2. ニボルマブって幾らでしょうか?

アメリカの製薬企業のいいなりに薬価を決めている厚生労働省の考え方が問題でしょう。「医療を破壊したい厚労省」とでも言いたくなります。

若くてまだ就学時の子供がいるような患者には、効果のある薬を投与してやれば良い。75歳以上は我慢をしてもらって、治療はしない。こんな制限でも必要になるかもしれません。

しかし、数ヶ月の延命効果とかの、わずかな効果しかない薬ならまだ諦めもつきますが、ニボルバムのように治癒する例がある薬なら、90歳であろうと簡単には諦められないでしょうね。よく効く薬が高価だから、深刻な問題になります。高額療養費制度によって、本人負担は高所得者でも一ヶ月18万円ほどですから、国の財政や将来の世代のことを考えて、私は治療はしない、などという人はいないんではなかろうか。

ニボルバム(オプジーボ)には更にこんな問題もありそうです。肺がん患者の会ワンステップさんに「ニボルマブに関する要望書」との記事があります。

今月中に免疫チェックポイント阻害剤・ニボルマブが保険認可されそうですが(17日に承認)、たとえ認可されても使えない、という気配が出てきました。同時に、この薬の登場に当たり、患者自身が考えるべきことも見えてきている気がします。

DPCとは、入院患者さん1日当たりの定額の点数をもとに医療費の計算を行う制度です。診療行為ごとの点数をもとに計算する「出来高計算方式」と異なります。がん拠点病院はほぼこのDPCを採用しています。しかし、ニボルマブの投与は、一ヶ月およそ300万円かかります(患者は数万円程度の負担となる。高額療養費にあたるため。)。DPCの計算では、治療費の半分以上を各施設が負担しなければならない計算です。事実上、初回入院の治療が行えなくなる懸念があります。初回治療を各病院が入院で行っても、各施設での負担が少なくなるように、出来高算定での保険請求ができるように要望します。

外来治療へ移行するまでの初回の入院治療をした場合、病院が大幅な赤字になる。したがって、患者に投与することをためらう、ことにもなりかねないようです。
日本肺癌学会の要望書

オリンピックなんか辞退してしまって、運営費1兆8000億円や競技場の建設費をこちらに回して欲しいもんだ。


がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • ウコンは、特に膵臓がんに効果が期待できるウコンは、特に膵臓がんに効果が期待できる 膵臓がんにウコンは効果があるのでしょうか。ウコンががんに効果があるという科学的な報告をまとめてみました。 ウコンの有効性が次々に明らかに 2010.11.4の産経ニュ […]
  • 鎌田實:甲状腺検診、加速させよ鎌田實:甲状腺検診、加速させよ がんばらない医師:鎌田實先生の毎日新聞連載「さあこれからだ:49」です。たいへん重要で時期に適った指摘です。鎌田医師は、最初の甲状腺がんが見つかったときは『原発事故とは関係ない可 […]
  • 〇〇療法で治ったをどう考えるべきか〇〇療法で治ったをどう考えるべきか 百万人のがん患者がいれば、奇跡的に治癒する患者が100人ほどいると言われます。たまたまその患者が「煮あずき」を食べていれば、これががんに効くとなるわけです。標準治療を併用している […]
  • メラトニンについて(1) メラトニンは松果体から分泌されるホルモンです。合成されたメラトニンは、アメリカでは栄養補助食品サプリメントの扱いで一般のドラッグストアで買うことができますが、日本やその他の国 […]
  • 定期検査 3年をクリア!再発転移なし 今日は癌研での定期検査でした。 […]
  • 緑茶はがんに効くか?(2)緑茶はがんに効くか?(2) これまで分かっているデータから、がん患者は緑茶についてどのように対応すれば良いのでしょうか。緑茶に限らず、補完代替医療のすべてに対しても、私たちは時には正反対の意見や実験 […]
  • 直虎の里 浜松直虎の里 浜松 浜松から帰って、日曜は休みだが月曜からまた出張です。今週いっぱいは帰れない。苛酷な現場作業で時間がないので、コメントなしの写真だけ。 コメントをいただいているが、返信できま […]
  • データベース『製薬会社と医師』がオープンしました。データベース『製薬会社と医師』がオープンしました。 しかし、年間で数百万円の謝礼となると、その先生が勧めてくる薬は、本当に患者のためを考えて最適な薬を進めているのか、製薬会社に対して何らかの”忖度”はないのかと考えてみるための参考 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です