「週刊現代』の医療バッシング記事

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「週刊現代』の医療バッシング記事が大反響のようです。さらに、週刊現代と週刊文春がバトルをしていますね。

そのあおりを受けて、医療の現場では対応に四苦八苦している様子です。

売れてなんぼの週刊誌ですから、極論はいつものことです。

極論すれば副作用のない薬は、ない。人体になんらかの影響を与える物質が薬や毒だ。有益な影響のほうが多ければ薬で、有害な影響のほうが多ければ毒だ。しかし人体への有益な影響だけしかない物質というのはおそらく存在しない。まるでコインの裏表のように有益な影響と有害な影響は切り離せない。薬の場合、有害な影響が副作用だ。
副作用のない物質は「毒にも薬にもならない」。人体に必須な物質、水ですら、大量に飲めば「水中毒」という副作用を起こす。
しかし副作用の発生に気を付けつつうまく薬を使っていくことが人間の知恵で、そこらへんのところを週刊現代の特集は無視している。

これも正論ですね。でも一方で老人の薬漬け(多剤投与)の問題もある。長尾医師なども不要な薬が多すぎると警鐘を鳴らしている。

それに「週刊現代」7月5日のこちらの記事は、私はまともだと思う。

医療界激震、もう糖尿病の薬を飲まなくていいの??薬を売りたいだけの医者もいる

「今回の発表は、じつに画期的だと思います。高齢者や認知症の人は、血糖値が多少高くても、薬に頼る必要はない、という公式見解が出されたわけですから」
こう語るのは、高齢者医療を専門とする、尼崎市の長尾クリニック院長・長尾和宏医師だ。
去る5月20日に出された「お達し」が、医学界を激震させている。日本糖尿病学会と日本老年医学会が共同で発表した「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標について」という文書である。

内容はこれです。

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私の場合はグルファストを食前に服用しており、65歳以上だからHbA1cは7.5%未満が新しい管理目標値です。前回の測定値は7.2%でした。一律の6.5%で管理しようとすれば、今以上に薬を増やさなければならない。

どの年齢・健康状態でも一律で「6・5%以上は高血糖」としていたこれまでの基準と比べ、1~2%も緩和されたことになる。前出の長尾医師が続ける。

「新しい目標値のほうが、理にかなった値だと思います。多くの医師がまだあまり意識していませんが、実は、特に高齢者の場合、高血糖よりも低血糖のほうがよっぽど恐ろしい。本当は、『血糖値の下げすぎ』で体調を悪くしている高齢者が多いということです」

私はレストランで低血糖のためにぶっ倒れたことがあるので、怖い。

治療の基本は、食事療法、運動療法です。それで十分な効果がないときに、はじめて薬物療法でしょう。

とにかく自分では努力しないで、「薬を出してくれ」という患者も悪い。

HbA1cは糖尿病管理の、たんなる”指標”ですよ。本当の目標は合併症を減らして長生きすること。HbA1cが良くても食後高血糖が続けば確実に合併症が起きる。

だから私は糖質を摂る食事の前だけグルファストを服用している。これも医者から勧められたわけではなく、私から提案したことです。医者はDPP-4阻害薬を勧めてきたが、この薬は薬価が一桁高い上に膵臓がんの危険があると言われていた(否定的な研究もあり決着は付いていない)。

ACCORD試験の結果(厳格な血糖管理で死亡率が上昇したACCORD試験の詳細は)もある。血糖値管理は緩やかでいい。だからずっとお断りしてきた。

これまで6.5%を至上命令のようにいっていたのに、日本糖尿病学会と日本老年医学会が共同で発表した勧告がでると、「7.5%でいいんじゃない」と言い出した。

患者も情報を集めて武装しなければ、生き残れません。専門の医者といったって、学会の勧告やMRからの情報だけでマニュアル的に対応していることがあるから注意しなければならない。

命の責任は、医者は取ってくれません。それぞれ医者は専門家としての意見を伺うための存在であって、最終的な治療法を決めるのは私。がん治療でも同じですよ。

主治医は、俺だ!


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