がん光免疫療法―消化器がんでも検討か? 東病院

小林久隆氏が開発したがん光免疫療法の治験が、がん研究センター東病院で進んでいます。この対象は、再発した頭頸部がんの患者を対象に、安全性を確認する試験です。

がん光免疫療法を紹介した毎日新聞の永山悦子氏が、「市民のためのがん治療の会」に寄稿して、その他のがんへの対応について言及しています。

ついに来たか第4のがん治療『がん光免疫療法について』

日本での治験は、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で始まった。 対象は、米国と同じように他の治療では治らなかった再発頭頸部がん患者だ。 2018年になり、国内初のがん光免疫療法の治験が東病院で実施されるという情報が明らかになると、全国から東病院に問い合わせが殺到した。 だが、今回の治験は、米国で確認された安全性について人種による差がないかを確認するため、条件にあったごく少数の患者が対象だ。 頭頸部がんであっても、他の全ての治療法が効果がなく、EGFRが表面に出ているタイプのがんに限定される。

このため、東病院の土井俊彦副院長は「多くの患者の皆さんから期待を寄せられているが、まず現在の標準治療に取り組んでほしい」と話す。 今後は、EGFRががん細胞表面にある消化器系のがんなど、内視鏡で光を当てられるがんでの治験も検討することになるという。

治験は日米両国を中心に進められ、米国では承認に向けた第3相が始まる。 小林さんが所属するNIHでも、口の中にできるがん手前の病変「白板症」への治験、ナノサイズの抗がん剤と組み合わせた治験、制御性T細胞を攻撃する治験などを計画している。

「EGFRががん細胞表面にある消化器系のがんで、内視鏡で光をあてられる」という条件に、もっともよく当てはまるのは膵臓がんですね。

膵臓がんへの早期の臨床試験を期待しています。


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