「切除不能」のステージ4の膵臓がん治療における「1割の可能性」と「最新術式」のすべて

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はじめに:暗闇の中で立ち止まっているあなたへ

医師の口から「切除不能です」という言葉が発せられた瞬間、目の前の景色が色を失い、時間が止まってしまったかのような感覚に陥ったかもしれません。ステージ4という診断名は、あまりにも重く、これまでの日常を根底から覆してしまいます。

暗い海に放り出されたような孤独感の中で、「もう自分にできることはないのではないか」と自問自答を繰り返している方も多いでしょう。がんという病気は、体だけでなく心までも深く蝕(むしば)もうとします。

しかし、まずお伝えしたいことがあります。一つの病院で下された「切除不能」という判断は、決して医学界全体の最終結論ではありません。医療は私たちが想像する以上のスピードで進歩しており、かつて「打つ手なし」とされた領域にも、現在は新しい道が拓かれつつあります。

この記事では、今まさに暗闇の中で立ち止まっているあなたへ、具体的な数字と最新の医学的知見に基づいた「希望」をお届けします。あなたのこれからの歩みが、少しでも光に照らされることを願って。

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』が証明した希望

2021年、ある一人の外科医の姿が日本中に衝撃を与えました。NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で紹介された、名古屋セントラル病院院長の中尾昭公先生です。

放送では、他の病院で「手術は不可能」と断られ、絶望の縁にいた患者さんたちが、中尾先生の手によって腫瘍を切り取り、再び笑顔を取り戻す姿が克明に描かれました。番組の反響は凄まじく、放送以来、全国各地から「最後の希望」を求めて多くの患者さんが名古屋を訪れています。

中尾先生のもとを訪れる方々の多くは、すでに複数の病院で手術を拒否された経験を持っています。それでも彼らが足を運ぶのは、そこに「確かな技術」と、患者の命を最後まで諦めない「執念」があることを知ったからです。

テレビの中で起きた奇跡は、特別な誰かだけに用意されたものではありません。今もなお、中尾先生は週に3回の手術室に立ち、全国から届くSOSに向き合い続けています。その事実は、同じ病と戦うすべての人にとって、大きな心の支えとなるはずです。

「10〜15%」という数字が持つ本当の意味

中尾先生のもとには、年間で約1000件近くの相談が寄せられます。その多くが、他院で「切除不能」と診断された難症例です。ここで注目すべきは、その後の診断結果です。

実際に中尾先生が診察し、検査を重ねた結果、年間で100例から150例ほどが手術適応と判断されています。つまり、相談に訪れた患者さんのうち、およそ1割から1.5割の方が「切除可能」という再診断を受けているのです。

「わずか1割か」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ステージ4や切除不能とされた状況において、この「10%以上の可能性」は、計り知れないほど大きな意味を持ちます。

10人に1人、あるいは7人に1人の割合で、根治を目指した手術を受けられるチャンスが残っているということです。この数字は、一度閉ざされた扉が、特定の技術と知識を持つ医師の前では再び開く可能性があることを明確に示しています。

自分がその「1割」に含まれているかどうかは、専門的な知見を持つ医師に診てもらうまでは、本当の意味ではわからないのです。

なぜ「中尾術式」は不可能を可能にするのか

なぜ、他の病院で断られた手術が、中尾先生には可能なのでしょうか。そこには、50年という長い歳月をかけて磨き上げられた、独創的かつ科学的な術式の存在があります。

膵臓がんの手術を最も困難にしている要因は、膵臓が「門脈」や「上腸間膜動脈」といった生命維持に欠かせない重要な血管に囲まれていることです。腫瘍がこれらの血管に浸潤していると、通常の剥離では大出血を招く恐れがあるため、多くの外科医は切除を断念します。

中尾先生が考案した「門脈カテーテルバイパス法」は、この常識を打ち破りました。一時的にカテーテルで血流を迂回させることで、血管の血流を確保したまま、がんに侵された血管ごと腫瘍を取り除くことを可能にしたのです。

さらに、「メセンテリックアプローチ(ノンタッチ法)」という手法も画期的です。これは、腫瘍に直接触れる前に周辺の血管を処理し、がん細胞が血流に乗って全身に広がる(揉み出し)のを防ぐ手技です。

腫瘍を物理的に取り除くだけでなく、その後の再発リスクまでをも最小限に抑えようとするこの技術こそが、高い生存率を支える根拠となっています。これらはまさに、人体の構造を熟知し、流体力学までも考慮した「芸術的」とも言える医学の結晶なのです。

「切除不能」から「切除可能」へ変える化学療法の力

現代の膵臓がん治療において、手術と同じくらい重要な役割を担っているのが、急速に進化している化学療法(抗がん剤治療)です。

かつては、一度ステージ4と診断されれば、抗がん剤は「延命のため」という意味合いが強いものでした。しかし現在は、強力な抗がん剤によってがんを小さくし、最終的に手術で取り除くことを目指す「コンバージョン(転換)手術」という戦略が一般化しつつあります。

ジェムザール、アブラキサン、フォルフィリノックスといった薬剤、さらには放射線治療を組み合わせることで、以前なら考えられなかったほど劇的に腫瘍が縮小するケースが増えています。

「今はまだ切除できません」という言葉は、「一生切除できません」という意味ではありません。体への負担を考慮しながら適切な化学療法を継続することで、数ヶ月後には手術のチャンスが巡ってくる可能性があるのです。

薬の進歩と、中尾先生のような高度な外科技術が合わさることで、治療の選択肢は幾層にも重なり、希望の層を厚くしています。

医師の「信念」を信じることの強さ

中尾先生は現在77歳。今なお現役で、年間100例以上の執刀をこなす姿は、まさにリビングレジェンド(生ける伝説)と呼ぶに相応しいものです。先生が座右の銘とされる江戸時代の思想家・佐藤一斎の言葉に、次のようなものがあります。

「少にして学べば壮にして為すあり、壮にして学べば老いて衰えず、老いて学べば死して朽ちず」

この言葉通り、先生は今もなお学び続け、若手医師への技術継承にも余念がありません。3D画像による血管走行の精密な解析や、シミュレーションを重ねるその姿勢には、一分の隙もありません。

私たちが信じるべきは、単なる奇跡ではなく、こうした医師の「学び」と「準備」に裏打ちされた情熱です。患者の体にメスを入れる際、一分一秒まで集中力を研ぎ澄ませ、丁寧に、心を込めて執刀する医師がこの国に存在すること。

その事実を知るだけでも、孤独な闘病生活の中に一筋の温かな光が差すのではないでしょうか。医師の信念は、患者さんの生きる意欲を呼び覚ます強力な薬となります。

具体的アクション:セカンドオピニオンへの一歩

もし、あなたが今の治療方針に不安を感じていたり、別の可能性を模索したいと考えていたりするなら、迷わず「セカンドオピニオン」を検討してください。

主治医を信頼していないわけではなく、自分の人生を納得して歩むために、異なる視点からの意見を聞くことは当然の権利です。特に、膵臓がんのように難易度の高い疾患においては、経験豊富な専門医の「目」を通すことで、景色がガラリと変わることも珍しくありません。

名古屋セントラル病院セカンドオピニオン外来では、火曜日と木曜日にセカンドオピニオン外来が設けられています。全国から届く膨大な資料に目を通し、一人ひとりの可能性を真剣に検討してくれる場があります。

準備は簡単ではありませんし、移動も体に負担がかかるかもしれません。しかし、その一歩を踏み出したことで、「まだできることがある」と分かることが、どれほど大きな救いになるかは想像に難くありません。

「納得感」こそが、治療を続ける上での最大のエネルギー源になります。あなたの未来のために、勇気を持って「もう一つの意見」を求めてみてください。

むすびに:あなたの物語は、まだ終わっていない

膵臓がんという大きな壁の前に立ち、途方に暮れているあなたへ。

医学の歴史は、これまでの「不可能」を「可能」に書き換えてきた歴史でもあります。今日、あなたがこの記事で目にした10%から15%という数字や、革新的な手術法の存在は、決して夢物語ではありません。

「切除不能」という宣告は、一つの地点での判断に過ぎません。体が持つ治癒力と、進化し続ける薬、そして情熱を持った医師たちの技術。これらが交差する場所に、必ず新しい道は見えてきます。

がんという病気に立ち向かうことは、険しい山を登るようなものです。しかし、あなたは一人ではありません。伴走してくれる医療者がいて、共に可能性を信じる仲間がいます。

希望を持つことは、それ自体が免疫力を高める大切な治療の一部です。あなたの物語は、まだ終わっていません。新しい一ページを開くための準備は、いつだってここから始めることができるのです。

こちらの記事を参考にさせていただきました。


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