2017年9月23日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 死生観 彼岸花の命は短い-道元の死生観 2007年に膵臓がんの手術後、快気祝いにと伊豆の修善寺に一泊で旅行しました。奮発して老舗の新井旅館に泊まったのですが、近くの散策路で一輪の彼岸花が大木の幹に咲いているのを見つけたのです。 旅館街から桂川沿いの遊歩道を歩き […]
2017年9月17日 / 最終更新日時 : 2020年2月11日 キノシタ サイモントン療法 死ぬ一時間前でも「どう生きるべきか」を問う 古稀に近づいた今、一番に思い出すのは高校生時代のこと。働き盛りのころや定年間近のことなどを措いて、その頃が一番懐かしく思い起こされるのです。 確かに仕事には熱中もしたし、それなりの成果も上げたと自負している […]
2017年8月2日 / 最終更新日時 : 2019年12月29日 キノシタ 死生観 日野原さんのラストメッセージ クローズアップ現代+で、先日105歳で亡くなられた日野原重明さんの『“死”をどう生きたか 日野原重明 ラストメッセージ』を放映していた。 『生き方上手』などの著書でで日野原さんは、自らや周囲に対して「死をどう生きるか」と […]
2016年12月13日 / 最終更新日時 : 2020年2月23日 キノシタ お薦めの本 『松田さんの181日』 死ぬ運命は真っさらにして、知らぬが如くに生きる オール讀物新人賞を受賞した平岡陽明の短編集。 表題作『松田さんの181日』は、カネも女も才能も覇気もない脚本家の「私」こと寺ちゃんを見かねたスポンサーがある仕事を依頼してき […]
2016年9月23日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 死生観 膵臓がんを告知されたときから「死」の準備をしよう 今日のタイトル、過激ですか? ここ最近、膵臓がんで亡くなる方、転移・再発する方が多い、そんな気がします。統計的に言えばばらつきの範囲内なのでしょうが、膵臓がんに罹る人は確実に増えています。 膵臓がんと言われたら、まず「死 […]
2016年6月5日 / 最終更新日時 : 2020年2月11日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(47)『「いのち」の重み』 日曜なのに今日から出張です。ホテルの部屋で書いています。 40年間、聖路加国際病院小児科で難病の子どもたちと向き合ってきた小児科医細谷亮太氏と、日々悩み苦しむ人たちに献身的に寄り添う飛騨千光寺住職(臨床宗教師)大下大圓氏 […]
2014年12月3日 / 最終更新日時 : 2019年12月14日 キノシタ お薦めの本 長生きするのは善なのか? 高倉健さんに続いて菅原文太さんが亡くなった。高倉健さんは83歳、菅原文太さんは81歳であった。そして、悪性リンパ腫と転移性肝がんという、二人ともがんでお亡くなりになった。妻の菅原文子さんのコメントがすばらしいですよね。文 […]
2013年10月16日 / 最終更新日時 : 2022年3月28日 キノシタ 死生観 ETV特集で加島祥造さん ETV特集が10月19日(土)23:00から加島祥造さんを取り上げます。タイトルは『ひとりだ でも淋(さび)しくはない~詩人・加島祥造 90歳~』 このブログでも加島祥造さんの老子訳を何度か取り上げていますが、私が加島祥 […]
2013年10月7日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 道元の「生死」観:『正法眼蔵』がおもしろい 道元の『正法眼蔵』は難解だ。石井恭二や増谷文雄の訳を読んでもなんだか分かったようで、よく分からない。 諸法の仏法なる時節、すなわち迷悟あり修行あり、生あり死あり、諸仏あり衆生あり。万法ともにわれにあらざる時節、まどひなく […]
2009年3月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 一年有半 3月15日の朝日新聞読書欄に、早坂暁の「大切な本」というエッセイがあった。タイトルが『死を恐れぬ明治の男 昭和の男も死と対決』と、なんとも痛々しい。 人にとって大切な本は、人生最終の帰結である”死R […]
2007年8月14日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 キノシタ 死生観 吾が生既に蹉蛇たり 癌研有明へ。 夏休みのせいか、お台場付近は交通渋滞のため、臨海トンネル・中央防波堤外側埋立地・第二航路海底トンネルと、あまり知られていない抜け道ルートで病院へ。 抗がん剤の投与計画 これから半年間抗がん剤の治療をお願いす […]
2007年6月28日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ 死生観 生きるということ 昨夜病室から撮った夜景だ。あいにく東京タワーは霞んでいた。 哲学の根本問題 とは少し大げさだが、生きるとはなんだろうか、との問なら今の私には身近で切実だ。 古代ローマのストア派哲学者エピクテートスは、自分の権能下にないも […]
2007年6月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月7日 キノシタ 死生観 癌で死ぬことはそんなに悪いものじゃない 膵臓がんを告知されて、いよいよ覚悟を決めなくてはならなくなった。決して強がっているわけではないが、このように考えた。 いまや日本人の男性なら2人に一人、女性は3人に一人は癌で死ぬといいます。 癌治療が進歩しているにもかか […]