ヤクルト菌はNK細胞を活性化し、免疫力を高める
プロバイオティクスについて少し調べてみました。先に結論から書けば、本日からヤクルト400を配達してもらうことにしました。
「がんの補完代替医療ガイドブック」で、近年、ヒト臨床試験において効果が立証されつつあるものとして紹介されています。
PubMedで次のキーワードで検索しました。
Keyword:probiotics cancer
「Limits」タブをクリックして、次の条件を与えます。
Humans ヒト
Clinical Trial 臨床試験
Randomized Controlled Trial ランダム化比較試験
Clinical Trial での検索結果が29件、Randomized Controlled Trial での検索結果が23件ありました。いくつかの重複もあります。
- 胆道癌の切除後に術後の感染性合併症を減らす
- ヤクルトのL-カゼイ菌(シロタ株?)の膀胱内注入は膀胱癌手術後の再発予防に効果があった(九州大学医学部泌尿器科腫瘍学グループ)
- L-カゼイ T-110は膵頭十二指腸切除手術後の患者の術後感染症予防に効果がある(新潟県がんセンター中央病院)
などの結論が書かれた論文が目に留まりました。全てをチェックしたわけではありませんが、単に学会発表や企業の研究発表レベルの論文ではなく、厳密な内容のチェックがされる学術論文として出されていることが確認できました。
ただ、Meta-Analysis では検索にヒットしませんし、Clinical Trial,Phase Ⅰ等でもありませんから、まだまだ研究途中ということでしょう。
ヤクルト菌(学名:Lactobacillus casei Shirota 株)はNK細胞(ナチュラル・キラー細胞)を活性化し、免疫力を高めるということは相当確かなようです。臨床試験などでもその有効性が認められるようになってきたようです。
正直なところ、これまでヤクルトなんて甘ったるいだけで、メタボに効くとかいうトクホ(特定保健用食品)だろう。眉唾物では?という認識でした。ちょっと認識を改めなければなりません。
日本で手に入るもので一番良さそうなものは「ヤクルト400」でしょう。
(ヤクルトの宣伝をするつもりはないのですが、調べた結果を素直に書きました)