がんになったらこれまでの生活を変えなければならない

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台風一過。昨日きれいな夕焼けでした。Merrillは赤が苦手なのですが、今日の一枚はまぁまぁです。


がんになったら、これまでの生き方と考え方を変えなければいけないと言う。私たちの身体では、毎日5000個ものがん細胞ができているのだが、免疫システムがこれらのがん細胞を破壊してくれている。免疫システムをかいくぐったがん細胞が無制限に分裂して、ある大きさの腫瘍として見つかったときに「がんになった」と言われるのです。だから、がんは「結果」であり、原因は私たちの身体のシステムが正常に働かないような生活をしてきたからなのです。

病院で、がんを切ったり焼いたり、毒を盛ったりするのは、結果に対する「対症療法」でしかないのです。病院はがんを治すところではないのです。運良く切り取ることができたならば、生き方と考え方を変えて、再発・転移をしないようにすべきなのです。手術ができてもできなくても、幾らかのがん細胞は残っているのですから、仮に発見が遅れて手術ができない場合でも、生活の全般において考え方と生き方を変えることが、がんと巧く共存するための身体の免疫システムを作ることになります。

がんになったことが悪かったのではなく、がんになる要因を持っていたことが悪かったのです。がんになって「死」が手に届く範囲にあると分かったとき、もっと人生をすばらしいものに変えるチャンスを手に入れるのです。生き方そのものを変えることができた人(全員ではないが)だけが本当の意味で治癒するのです。

今でこそ、このようなことを言えるのですが、2000年に直腸癌の手術をしたときは、比較的早期だったこともあり、人工肛門でつらい思いをしたことなどすっかり忘れて、以前と同じ生活に戻ってしまいました。運動もせず、野菜もあまり摂らずに肉食ばかりで、ビールをたらふく飲んでは二次会に行き、さらにラーメンで仕上げという食生活です。おかげで体重は80キロを越えてしまいました。がんのことなど、すっかり忘れてしまったのです。5年後に生命保険の加入ができると知り、アフラックと契約したのですから、まったく頭になかったわけではないのでしょうが、生活と考え方はまったく変えることができませんでした。

そして、7年後に「がんの王様:膵臓がん」の告知を受けたのです。がんになる要因をなにも変えなかったのですから、なるべくしてなった膵臓がんでした。

原発も同じ構図です。福島第一原発は、今では日本の、いや世界の「癌」です。今でも細胞分裂をしているかのように、汚染水を垂れ流しています。4号機の使用済み核燃料1544本は、いつ倒壊してもおかしくないようなプールに残っています。これの取り出しに失敗すれば東日本には人間は住めなくなります。いわば、いつ「転移」してもおかしくない状態です。

この「癌」を何とかしようと多くの作業員の方が被ばくをしながら作業に当たっています。安倍総理は「コントロールできている」と言いましたが、本当にそうであって欲しいと思います。しかし、「今も、これからも、将来も安全だ」と言うのは、代替医療家が「大丈夫、治りますよ」と言うような、根拠のない妄言でしょう。

福島原発の事故は、津波が原因だ、いや地震ですでに配管が壊れていたのだと、違う見解がありますが、そんなことは問題ではないのです。自然がいったん牙をむけば、取り返しのつかないことになる物を持っていたことが問題なのです。「癌」が根治しないというのに、外国へ原発を売ろうとか、「安全が証明された原発」を再稼働させようとしていますが、これは、がんになった元の生活に戻ろうということです。元の生活に戻れば、いずれまた「癌」になるでしょう。

「旨い物を食って、快適な生活をするためなら命も要らない」という、困ったがん患者と同じです。3.11後は、考え方を変え、生き方を変えなければ、いずれ近い将来に「king of cancer」のような事態が待ち受けているのです。

ローランズは『哲学者とオオカミ―愛・死・幸福についてのレッスン』でこのように言っています。

私たちの中には「サル」がいる。「サル」とは、世界は自分に役立つかどうかの尺度で測る傾向の具現化である。「サル」にとって生きるとは、世界をコスト・
利益分析によって評価し、自分の生活、愛、そして死までも定量化し、計算できると見なす傾向である。「サル」にとって他者との関係はただひとつの原則に則って計算される。つまり、「おまえは私のために何ができるのか、それをしてもらうにはいくら払えばよいのか」という原則である。

(一方で、オオカミの)ブレニンは、人生でもっとも重要なものは、計算ずくでできるものではないことを。真に価値のあるものは、量で測ったり、取引できないことを教えてくれる。

加島祥造さんは『タオ―老子』で、老子第四四章を次のような自由訳にしている。3冊目の新訳『「老子」新訳―名のない領域からの声』も出版されているが、第四四章は、断然こちらの自由訳の方が気に入っている。

君はどっちが大切かね?ー
地位や評判かね、
それとも自分の身体(からだ)かね?
収入や財産を守るためには
自分の身体をこわしてもかまわないかね?

何を取るのが得で
何を失うのが損か、本当に
よく考えたことがあるかね?

名声やお金にこだわりすぎたら
もっとずっと大切なものを失う。
物を無理して蓄めこんだりしたら、
とても大きなものを亡くすんだよ。

なにを失い、なにを亡くすかだって?
静けさと平和さ。

このふたつを得るには、
いま自分の持つものに満足することさ。
人になにかを求めないで、これで
まあ充分だと思う人は
ゆったり世の中を眺めて、
自分の人生を
長く保ってゆけるのさ。
    (老子道徳経 第四四章)

原文
名與身孰親。身與貨孰多。得與亡孰病。是故甚愛必大費。多藏必厚亡。知足不辱、知止不殆、可以長久。

書き下し文
名と身と孰(いず)れか親しき、身と貨と孰れか多(まさ)れる。得ると亡(うしな)うと孰れか病(うれい)ある。この故(ゆえ)に甚(はなは)だ愛(おし)めば必ず大いに費(つい)え、多く蔵(ぞう)すれば必ず厚く亡う。足るを知れば辱(はずか)しめられず、止(とど)まるを知れば殆(あや)うからず。以(も)って長久なるべし。


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