今日の一冊(34)『親ががんになったら読む本』

20160123-DP2M4694


親ががんになったら読む本

親ががんになったら読む本

山口 建
1,540円(04/19 00:03時点)
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静岡がんセンター所長の山口建先生の本。

「親」である患者にもお勧めしたい本です。
「愛」という字は「心」を「受」け止めると読むことができます。いきなりがん告知をされ、知識も覚悟もないままで「患者」と「その家族」という立場に立たざるを得なくなったとき、患者の心を受け止めること、すなわち患者を愛することが大切です。

患者に対しては「もっと自己中になりなさい」と助言します。そして病院スタッフや家族に遠慮しすぎないで「少しの勇気を」持ちなさいとも。

患者は家族にも、いや家族だからこそ遠慮をするのですね。そうした親の気持ちのありよう、接し方や死への不安に対してどのように対処するかを助言しています。

第1章 がんになった親の気持ちを知る
第2章 親とのコミュニケーションを上手にとる
第3章 がんの診療プロセス
第4章 高齢者のがん治療とは
第5章 医師・スタッフとのコミュニケーション
第6章 がん治療にかかる医療費
第7章 家族ができること?治療に伴う注意事項

第7章にある「涙目」症状への助言。TS-1の副作用として患者の2~3割に起きる涙目を引き起こす「涙道狭窄」は、症状が出たときに必要な処置を行わないと一生涙目が続き視力が低下することになる。予防策は目薬を点眼し、涙道を流れる抗がん剤の濃度を下げること、と書かれています。

膵臓がん患者でも涙目で悩んでいる患者は結構多いよね。


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