進行がんも転移癌も治癒させるのだ

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中村祐輔先生のブログ『シカゴ便り』に「進行がんも転移癌も治癒させるのだ」との記事があります。

がん治療の分野で新しい免疫療法が急展開しているとの話題です。オプジーボが話題になってからは、日本でも免疫療法への期待が膨らんでいます。

ネオアンチゲン(がん細胞で検出された遺伝子異常によって生じた、がん細胞の目印となるがん抗原)を認識するT細胞を見つけ出し、治療に応用する研究が進んでいる。

がん細胞で見つかったネオアンチゲン候補を細胞内で作らせ、それをもとにがん細胞を敵と認識するリンパ球を探し出す方法だ。論文では、57のネオアンチゲンを調べ、11個のネオアンチゲンが、健常人由来のリンパ球からネオアンチゲンを認識できるリンパ球を誘導できたと報告していた。これらのT細胞が、患者由来のメラノーマ細胞を認識するようだ。

進行がん、転移がんは、治らない、諦めるしかない、そして、極端な場合「戦うのは無駄だ」という声もある。しかし、そのような時代では、無くなってきているのだ。この時代の急速な動きがあるにもかかわらず、日本はあまりにも鈍感である。著名人ががんに罹患すると、メディアは大騒ぎする。日本国内では、多くの人ががんに罹患して戦い、その家族も心を痛めているのに、不思議な話だ。

ASCO 2016でもたくさんの免疫療法に関する発表がありました。日本では政府ががん研究に金を出さないから、世界の水準からどんどん取り残されていきます。

免疫療法で膵臓がんも「治るがん」になる日が来ることを期待しています。


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