スポンサーリンク

がん患者は週に3時間早足で歩け

LINEで送る
Pocket

がんになってからの運動

運動によってがんに罹るリスクが減ることは、既に多くの研究報告がある。では、既にがんになってしまった人と運動との関係は?

がんになった人の生存の確保や生活の質(QOL)(生活の質)の向上にも運動の効果がありそうだ。これに関連した研究ではがんと診断された後の不活動(運動不足)は死亡率のリスクを増やすことにつながるとの報告(国立がん研究所誌に2013年に載ったバラード・ブラバッシュの研究)がある。

2011年、「がん研究」に掲載されたリッチマンの研究では、初期のステージの前立腺がんの再発リスクと身体活動は関係があるとしている。
具体的には週に3時間早足で歩く男性はゆっくり歩く男性に比べて、進行がんの危険を57%低下することが判明した。
身体活動で、①不活動、②1時間から3時間、③3時間以上の3つのパターンのうち、3時間以上が乳がんの生存者に多かった。
介入試験では、がん患者のライフスタイルの変更で効果があることを示している。がん患者で運動の介入をACSM(自己診断テスト)で評価した。がんの被験者の運動介入試験85本をチェックした結果、運動の効果の決定的証拠がシュミッツらの研究(2009年「スポーツと運動における医療と科学」)で明らかになっている。
これによると、①エアロビクス・フットネスで乳房、前立腺、血液、②筋肉増強で・前立腺、③柔軟性で乳房、④身体のサイズと組織の改善で乳房と前立腺、?疲労の軽減で乳房、前立腺、血液、⑥生活の質(QOL)の改善で乳房、前立腺、⑦身体機能改善で乳房、前立腺、⑧不安とうつの軽減で乳房などのがんに効果があることが指摘されている。
さらに、がんの生存者の生活の質(QOL)やがんの治療の後の疲労に運動が影響を及ぼすことを指摘する2012年のクラムらの研究がある。

週に3時間早足で歩く程度の運動でも進行がんの危険性を57%低下させるという。下手な抗がん剤やインチキ代替療法よりもよほど効果がある。残念ながら膵臓がんは研究の対象になっていないが、同じ程度の効果があるだろうと推測される。

血糖値管理にも運動を


糖尿病治療で低血糖 気づかぬうちに重症化

膵臓がん患者にとっても問題になる糖尿病。

■運動で筋力維持を
一方、糖尿病の高齢者は、そうでない人に比べ転倒を起こしやすいことがわかってきた。転倒は骨折などを通して、寝たきりにつながる危険がある。
荒木厚・東京都健康長寿医療センター内科総括部長らが分析したところ、転倒を起こした糖尿病患者は起こしていない患者と比べ、低血糖になったことのある人が多く、歩く速さなどの「身体能力」が低めの傾向があった。身体能力が落ちると外出するのがおっくうになりがちで、ADL(日常生活動作)も低下しやすい。

寝たきりや認知症にならないためにも運動が大切だ。高齢者にはスクワットがお勧めで、私も日に3回実行している。これを始めてからこむら返りも起きなくなり、階段を上がっても足が軽い。

運動すると血糖値も上がりにくい。糖尿病があるとがんのリスクが高くなることも分かってきた。膵臓がんのリスクは1.86倍だ。

インスリンは細胞増殖因子であることが古くから知られているが詳細は不明である。

やはり、運動は健康の基本だ。


がんと闘う多くの仲間がいます。応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 三度目のがんは甲状腺がん?三度目のがんは甲状腺がん? 「三度目のがんは甲状腺がん?」コシヒカリ命さんのタイトルを無断で拝借して、こんなふうに。 がん研で「甲状腺がんの疑い」と言われて2週間になります。少しはこのがんのことを調べておか […]
  • 再発防止や難治がんに対する研究も広がっているがんワクチン再発防止や難治がんに対する研究も広がっているがんワクチン 「がんサポート情報センター」に昨年9月号の掲載記事が次々と無料公開されています。鎌田 […]
  • 甲状腺がん甲状腺がん 月曜日に甲状腺がんの細胞診をやってきました。先週の超音波検査結果で「たぶん嚢胞で良性だろうが念のため」と言われ、細胞診となった次第です。「超音波ガイド下穿刺吸引細胞診」というそう […]
  • がん患者は地震に備えようがん患者は地震に備えよう ネット接続が命運を左右する 問題は情報です。電気がなければスマホもパソコンも使えません。情報も命を左右します。ソーラー発電パネルと充電器が必須でしょう。 がん患者は、 […]
  • HIFU(高密度焦点式超音波療法)は膵臓がんにも有効かHIFU(高密度焦点式超音波療法)は膵臓がんにも有効か 少しカメネタだが、5月9日のBS朝日で「医療最前線 […]
  • 老化とがん老化とがん キーワードは「エピジェネティクス」 NHKスペシャルで放映された『人体 […]
  • 膵臓がんの冊子が更新膵臓がんの冊子が更新 「がん情報サービス」のがんの冊子「膵臓がん」が更新されました。(1/30) 「膵臓がんの疑い」と言われたら、何よりもまず読んでおきたい冊子です。この際、内容の要点を記しておきます […]
  • 光免疫療法ー膵癌・胆管癌での有効性を確認光免疫療法ー膵癌・胆管癌での有効性を確認 久しぶりに光免疫療法の研究論文が出ました。しかも、膵臓がんを対象とした研究です。 Google先生が翻訳したものを載せておきます。 著者情報 1 […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です