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「膵臓がんサロン」開催のご案内


【日 時】2022年5月21日(土) 15:00~17:00
【対 象】膵臓がん患者とその家族
【定 員】10名
【内 容】オンラインでの交流会 ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったリモート開催となります。
申込受付中です。

詳しくはオフィシャルサイトで

粒子線治療は効果があるのか?

粒子線(陽子線、重粒子線)治療は本当に効果があり、必要なのでしょうか? 実験段階の治療法なのに、たくさんの大規模施設を作る必要があるのでしょうか?

現在、日本には粒子線がん治療施設が13ヵ所(重粒子線:4ヵ所、陽子線:10ヵ所)あります。治療施設数においては世界で一番多い国となっています。建設中のものが2箇所、川崎市や大阪市など計画中のものもあります。(若狭湾エネルギー研究センターは終了)20150808_17_37_09

規模も数も世界一です。しかし通常の放射線治療や他の治療法に比べて治療成績が優れているのか、満足できるエビデンスに基づく臨床データがほとんどありません。

粒子線治療を積極的に推進してきた日本放射線腫瘍学会が、ここにきて「一部のがんでは優位性を示せなかったと、厚生労働省に報告書を提出したそうです。(報告書の原文はまだ入手できていませんが)

粒子線治療:先進医療除外も 一部がん 学会、優位性示せず
毎日新聞 2015年08月08日 東京朝刊

重粒子線や陽子線を患部に照射し、がんを治療する粒子線治療について、日本放射線腫瘍学会が「前立腺がんなど一部では、既存の治療法との比較で優位性を示すデータを集められなかった」とする報告書を厚生労働省に提出した。同省は優位性を示せない部位について、有効性や副作用の有無を調べる臨床試験を求める「格下げ」や、がんの進行度に応じて先進医療からの削除も検討する。

報告書によると、前立腺がんや一部の肝臓がんなどについて、国内外の文献などを参考に生存年数や副作用のデータを既存のエックス線治療と比べた結果、症例数が少なかったり、比較条件が異なっていたりしたため優位性が証明できなかった。過去の診療報酬改定で、保険適用の可否を審査する同省の先進医療会議が何度も既存治療との比較結果を要求していた。

一方、同学会は、小児がん▽骨・軟部腫瘍▽頭頸(とうけい)部がん▽原発性肝臓がん▽原発性肺がん??の5種類は有効性と安全性が認められ、他に根治療法がないことから保険適用を要望した。
(一部抜粋)

前立腺がんや一部の肝臓がんで優位性が示されなかったとする一方で、有効性を認めているのは小児がん、骨・軟部腫瘍・頭頸がん・原発性肝臓がん・原発性肺がんのみを上げているのですから、膵臓がんなど他のがんも有効性に疑問があると言わざるを得ません。

エビデンスも十分ではないのに、大規模で電力も大量に消費する「箱物」をどんどん作ってきたのです。がん患者も「先進医療」と名がつけば効果が期待できるのではないかという、根拠のない希望を抱きかねません。300万円も自己負担をするのだから、きっと効果があるに違いないと勘違いするのです。

食道がんで陽子線治療を受けたなかにし礼氏や鳥越俊太郎氏がマスコミでも取り上げられたこともあって、一層話題になったのですが、確かに治る患者もいるのでしょう。しかし、他の治療法との比較を出さなければ「科学」ではない。それならい、巷のエセ免疫療法を非難する資格はありません。


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