健康食品の情報 ビタミンD

Web交流会のご案内


【日 時】2021年2月7日(日) 13:00~16:00(開場:12:45)
【場 所】Zoomを使ったオンラインの交流会です
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】無料
【定 員】20名
【内 容】
第一部 「がんゲノム医療とリキッドバイオプシー」について患者の和田さんが解説
第二部 患者さん同士の交流会

ウェブ会議ツール「Zoom」を使ったWeb交流会となります。
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最近の健康食品(サプリメント)の有効性情報。

ビタミンDに各種のガンを予防する効果

ビタミンDについては、このブログで何度も、ある程度のエビデンスのあるサプリメントだと紹介してきました。今回の情報はさらにその思いを強くするものだと思います。

年齢を考慮した分析において、ビタミンD血中濃度が高いほどガンのリスクが低く、血中濃度が40ng/ml以上の場合には血中濃度が20ng/ml以下の場合に比べてガンのリスクが67%低いという結果になりました。

研究者はビタミンD血中濃度を40ng/ml以上に保つのがガン予防に有効だと述べていますが、その血中濃度を維持するのに必要な日光浴やサプリメントの量は今回の研究からはわかりません。

がんの先進医療:サプリメントの話

アガリクス・シイタケ菌糸体・フコイダン・プロポリス・メシマコブ・霊芝などの代表的なサプリメントについて、ヒトでの検証がされているかどうか、免疫に対する効果は検証されているかどうか、論文報告を中心に客観的な情報に基づいて整理されています。

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アガリクス:

  • 京都大学のグループが、放射線治療後もPSA(腫瘍マーカー)の上昇が見られる前立腺癌患者にアガリクスを摂取させたところ、PSA値の改善(抗癌効果)は観察されなかったという報告
  • 国立がんセンター東病院のグループが、アガリクスを服用した3名の癌患者が重篤な肝障害に陥ったことを報告

シイタケ菌糸体:

  • がん再発予防期待者における、免疫向上・免疫抑制軽減に対する有用性報告
  • 癌化学療法実施患者における、免疫向上・免疫抑制軽減・QOLに対する有用性報告
  • 乳がん術後補助化学療法実施患者における、免疫向上・QOLに対する有用性報告

などの有用性報告が複数あります。

フコイダン・メシマコブ:

  • 大腸癌化学療法実施患者に対する疲労回復作用報告

プロポリス:調査範囲では有用性報告も副作用報告もない。役にたたないけど害もないということ。

霊芝:

  • 中国のグループが、乳がんホルモン療法実施中患者が摂取したところ、疲労や生活の質(QOL)(生活の質)が改善する作用が観察されたと報告
  • 京都大学などのグループが、放射線治療後もPSA(腫瘍マーカー)の上昇が見られる前立腺癌患者に鹿角霊芝を摂取させたところ、PSA値の改善(抗癌効果)は観察されなかったと報告
  • ニュージーランドのグループが、進行肺癌患者に霊芝から分離した多糖成分を服用させたところ、免疫指標には明確な差はなかったと報告

有用性広告もせいぜい生活の質(QOL)が改善した、抗がん剤の副作用が低減された、リンパ球の低減が抑制されたというほどの効果です。

ここに挙げたサプリメントの多くは高額商品ですから、この程度の有用性なら近づかない方が無難かと思います。

健康食品の素材データベースに3月追加されたもの。

チャ (茶) 」有効性:免疫・がん・炎症 (160325)
・2015年2月までを対象に4つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究13報について検討したメタ分析において、緑茶の高摂取
(6報) や摂取量1杯/日の増加 (5報) は子宮内膜がんリスク低下と関連が認められた
が、紅茶 (9報、6報) では関連が認められなかった。

さらに上のリンクを見ると、茶については効果がある、いや、ないとたくさんの相反する研究結果が並んでいます。膵臓がんに関しても、

とある一方で、

  • 2013年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた前向きコホート (9報) または症例対照 (5報) 研究について検討したメタ分析において、茶の摂取は膵臓がんの発症リスクに影響を与えなかった (PMID:24858717)

と相反する研究があるのが現状です。しかし「まとめ」では、経口摂取で「有効性」が示唆されるものとして、「6) 食道がん、胃がん、膵臓がん、大腸がん、膀胱がん、卵巣がんの予防および乳がんの再発予防」が挙げられています。有効な可能性があるのなら、代替療法として取り入れてもよいだろうが私の判断で、カテキンが多く含まれている深蒸し茶を毎日淹れています。


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健康食品の情報 ビタミンD” に対して3件のコメントがあります。

  1. 金魚 より:

    エビデンスばかり求める世の中ですが、個人的には、「100人でほぼ0人にしか効果のない療法を見極める」という意味では、公衆衛生学的な調査は意義が高いなと思っています。
    薬事法的には、比較試験という話になり、ランダマイズや盲検化が求められますが、そういう意味では、健康食品では公衆衛生学の論文の掘り起こしをきちんとして欲しいですね。

  2. キノシタ より:

    おっ、金魚さん久しぶりのコメントだ。
    「効果の証明された代替療法は一つもない」とはシュレベールの言葉ですが、確実なエビデンスが証明されれば代替療法ではなく標準療法に格上げされるわけで・・・。
    「5years」に投稿した意見↓
    エビデンスがないということは、効かないということではありません。誤解を恐れずにわかりやすくいえば、100人のうち51人に効果があれば、統計的有意差がある。49人にしか効果がなければ統計的有意差がないということです。多くの患者に適用するためには51人以上に効果が認められなければならない。これがエビデンスです。しかし、ほとんどの代替療法(食事療法)では、そうした試験すら実行していないのです。もしかすると100人のうち10人に効果がある療法があるのかもしれません。しかし、それは証明されていないので、選択した療法が100人のうち10人に効くのか、0人なのかが分からないわけです。ちなみに51人に効果があればそれは標準治療に格上げされます。(100に51というのはたとえ話です。統計的に正確な説明は、こんなコメント欄では不可能ですから)
    100人のうちの10人に効果があっても統計的には埋もれてしまうのでしょうが、患者にとっては10%の確率のある代替療法を10種類やれば100%になるわけで・・・。ま、10種類もは無理でしょうが、賛否があってもある程度のエビデンスのあるものを選んでいけば、運が良ければ効果が実感できるのではないかと。
    必要なのは、100人でほぼ0人にしか効果のない療法を見極めることではないかと思います。

  3. 金魚 より:

    書きかけの記事に、「切除不能進行・再発大腸癌患者はビタミンD欠乏の頻度が高く、ビタミンD値が高い患者ほどOSおよびPFSが有意に優れていた」という話があったのですが、のびのびになっておりました。。。
    緑茶とビタミンDは、効果ありそうですよね。。。
    まだ、臨床試験は続きますが、中々条件のコントロールが難しいので、評価には時間がかかりそうです。

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