今日の一冊(109)「がんと腹水治療 -末期がん・肝硬変 先端医療の現場-」

スポンサーリンク
【日 時】2019年10月13日(日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演:佐藤典宏先生「膵臓がんの標準治療と代替医療~外科医の立場から~」(仮)
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

オフィシャルサイトはこちら
参加申込み受付中です。
LINEで送る
Pocket

KM-CARTの開発者である要町病院の松﨑圭祐医師が腹水治療に関する本を上梓されました。

癌性腹膜炎に伴う難治性腹水への対応として、腹水ドレナージがありますが、反復すると、患者の血中アルブミン濃度の低下を招いてさらに短期間で腹水の再貯留を来たし、ドレナージのたびに患者は急速に全身状態の悪化をきたします。

その対策として腹水濾過濃縮再静注法(Cell-free and concentrated Ascites Reinfusion Therapy : CART)が開発されています。

1981年に保険認可されているものの癌性腹水治療法として一般に普及していないのが現状です。癌細胞や白血球、フィブリンなどの細胞成分の多い癌性腹水では、狭いファイバー内腔に詰まるために2リットル前後で膜閉塞を生じて以後の腹水処理が不能となります。特に粘液成分の多い卵巣癌ではより早期に膜閉塞を生じるために適応外とされていました。

松崎医師の開発したKM-CARTはこの欠点を克服したものです。

私も、これまで何人かの方に紹介しましたが、がん研有明病院では、腹水治療といえば必ずこの要町病院を紹介されます。


スポンサーリンク

蛇足ですが、松崎医師と私とは高知県の隣町の出身でもあります。

目次

プロローグ
◎“腹水難民”が生み出されている
PART1 腹水治療の現状
◎腹水の治療は困難なのか
PART2 KM-CARTの開発・普及に至るまで
◎医学への道のり
◎初めてCARTを試してみる
◎KM-CARTが完成
PART3 CARTの基本的な原理と仕組み
◎日本独自の腹水治療だったが・・・
PAR4 KM-CARTにおける改良点
◎新開発における3つのポリシー
PART5 KM-CARTの効果
◎がん性腹水も1リットル10分で濾過が可能
PART6 がん性腹水の有効症例
◎がん性腹水が改善した8つのケース
PART7 がん治療への活用
◎化学療法との併用を実践
PART8 オーダーメイドがん治療への活用
◎回収がん細胞を免疫療法に
PART9 がん性腹水に対する治療戦略
◎腹水治療で効果的ながん治療を
◎回収がん細胞を培養し抗体治療薬を
PART10 肝性腹水とKM-CART
◎肝性腹水の原因
PART11 肝性腹水の有効症例
◎肝硬変の腹水がここまで改善した!
◎大量の腹水で腎臓が潰される!
エピローグ
◎KM-CARTと新たながん治療

KM-CART認定施設

東京以外でKM-CARTを受けられる施設名が「CART研究会」のサイトで紹介されています。

 


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 今日の一冊(118)『新章 神さまのカルテ』、SAKUさんのことも今日の一冊(118)『新章 神さまのカルテ』、SAKUさんのことも 医療には答えのない世界がある。 難病の診断、最先端の治療、最高の抗がん剤治療、そういったものについては膨大な知識と手段を有する医療は、しかし「死」を前にしたときにわかに沈黙する […]
  • 今日の一冊(116)「医者の本音」今日の一冊(116)「医者の本音」 医者は患者の前でいったい何を考えているのか?そうした医者の本音をズバリと書いた本です。中山裕次郎さんは、Yahoo!ニュースなどでも積極的に発信しています。 いつ死んで […]
  • 今日の一冊(117)「このがん治療でいいのか」今日の一冊(117)「このがん治療でいいのか」 がんを克服するために一番重要なこと。それはがんについてエビデンス(科学的根拠)のある正確な情報を集め、よく吟味し、ベストの治療法を選択・実践することです。 がんは情報戦なの […]
  • 今日の一冊(114)「がんを抱えて、自分らしく生きたい」今日の一冊(114)「がんを抱えて、自分らしく生きたい」 「自分も自分の治療チームの一員として参加したい」。この言葉をブログでも何度か使ってきました。西先生も、この本の中で同じことを言われているので嬉しくなりました。 また「医療の民主 […]
  • 今日の一冊(115)「免疫療法を超えるがん治療革命」今日の一冊(115)「免疫療法を超えるがん治療革命」 生きたがん細胞に過酸化水素(オキシドール)を注射して、リンパ球と同じ状態にしてやれば、放射線の効果がずっと続くのではないか。こう考えたのが小川恭弘医師でした。 ’06年にコータ […]
  • 今日の一冊(102)「糖尿病と膵臓がん」長尾和宏今日の一冊(102)「糖尿病と膵臓がん」長尾和宏 膵臓に関心がない糖尿病専門医 「20年間も大病院の糖尿病専門外来に通っていたのに、気づいたら膵臓がんの末期でした」とか、「糖尿病の治療はずっと続けていたけれど、膵臓の検査を […]
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。