町医者に高性能CTがあった

膵臓がん確定

3351b10:10からCT検査。
紹介された病院は伊藤医院、大森駅をジャーマン坂に沿って蘇峰公園の方に行ったところにあった。木造のいかにも町医者という感じの病院(正確には”医院”)である。こんなところにCTが・・・と思わせるようなこじんまりとした古い建物だ。

しかし診察室に入ると東芝製の最新式のマルチスライスCTが備えてあった。先生は若い。聞くところによると、CTを買うことを条件に大学の勤務医をやめて病院を継ぐことにしたのだと言う。なるほど、農家の息子が高級車を買うことを条件に農業を継ぐのと同じことかと思ってしまった。

しかし、若い先生だが、診察も結果の説明も懇切丁寧で、長い時間をかけて納得がいくように説明してくれた。

「80%悪性だと思います。しかし、まだ可能性があります。可能性があるからこうして詳しく説明しているのです。」

「肝臓その他リンパ節への影響もCTで見る限りはなさそうです。十分手術できる段階ですから、急いだほうが良いです。」とのこと。私が「先生、これは死刑宣告ですよね」というと、「まだ良性の可能性もあるし、とにかく急いだほうが良いですよ」とのこと。

超音波で影が映っていた部位は膵尾部であり、腫瘍は膵体部という中央付近。この腫瘍が膵管を詰まらせたので膵管が膨張してその影が超音波で検出されたもののようだ。実際の腫瘍は中央部にあった。(画像の黄色い丸印)

癌研有明に決めた

できあがったCT画像を持って、主治医のT先生の元へ。
「どこの病院にしますか? 決めてありますか?」と確認されたので、「癌研にします。」と応えた。「癌研有明ですね。」と念を押されて、「紹介状は夕方までに書いておきますから」

癌研有明のHPをみると、初診も電話予約してくださいとある。17時ぎりぎりに電話をかけて予約を入れた。14日に予約がとれた。

やれやれだ。ここまでは運よく(運良くというのかなぁ?)順調に、しかも最短時間で処理できた。

今後の仕事のこともあるので、とりあえず同僚のNさんに電話で癌になったことを告げる。そういえば7年前に直腸がんになったときにも最初に彼に電話をしたなぁ。妻にはまだ告げていない。


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