がん治療「免疫細胞療法」 神大病院、実用化へ研究

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神戸大学医学部付属病院が、「免疫細胞療法」の臨床研究を近く始めると報道されました。2年間かけてどの癌に効果的かを臨床研究するそうです。すい臓癌も対象になっています。


【記事全文です】

神戸大学医学部付属病院(神戸市中央区)が、がん患者の血液から採取したリンパ球などの免疫細胞を培養して体内に戻し、がん細胞を攻撃する「免疫細
胞療法」の臨床研究を近く始めることが、二十七日までに分かった。同療法は副作用は少ないが、保険適用外の上、どのがんに効くかなどデータが乏しいのが実
情。同病院はまず、試験管で患者のがん細胞を使って効果を検証し、二年後をめどに実用化を目指す。

主な研究対象となるのは、胃▽大腸▽膵臓(すいぞう)▽胆のう・胆管▽肺▽中皮腫▽卵巣▽腎臓▽皮膚(悪性メラノーマ)-の九部位で、がん性の胸膜炎か腹膜炎がある進行がん。

今回使うのは細胞傷害性Tリンパ球(CTL)。患者の血液からリンパ球と樹状細胞を採取し、増殖しないよう処置をしたがん細胞を樹状細胞に融合。さ
らにリンパ球と混合培養すると、その中のTリンパ球が活性化し、特定のがん抗原を認識できる攻撃力が高いCTLになる。このCTLを取り出し、試験管でが
ん細胞と闘わせ、がん細胞が死滅するかなどの効果を検証する。

また、樹状細胞は患者本人だけでなく、血液型が一致する二親等以内の人からも採取して効果を比較。同大のマウス実験では、子の樹状細胞の方がCTLが活性化されたといい、人間でも同様の結果が予想される。

研究は患者や家族から血液五〇ccを二回取り、患者の胸水や腹水からがん細胞を採取する。一週間に患者一人のペースで行い、二年間で百人分のデータを集める。

がんの部位を限定したり、効果を十分に検証したりせず治療を実施する医療機関はあるが、同病院はがんの対象部位を広げて治療前に検証し、有効性が高い部位や腫(しゅ)瘍(よう)の性質などが分かり次第、それらに絞って患者への治療に進む。

研究には十診療科が参加。研究責任者の食道胃腸外科の神垣隆講師は「研究を成功させ、患者にとって適切かどうか見極めた上で、免疫細胞療法を提供できるようにしたい」と話している。(神戸新聞より)

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