「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


5/19『膵臓がん患者と家族の集い』

【日 時】2024年5月19日(日) 14:00~16:00(開場:13:45)
【会 場】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】
   第1部 ミニレクチャー:HIFU(強力集束超音波治療法)の治験とは」オンコロ:金川潤也さま他
   第2部 患者・家族の交流会
申込締切は5月16日(木)19:00です。

詳しくはオフィシャルサイトで

CTの結果、異常なし セカンドオピニオン

先月5月27日に撮ったCT検査の結果を聞くため癌研に。

結果は異常なし。 統計的にいえばそろそろ再発、あるいは転移をしてもおかしくはない時期なので(一年で50%が再発)心配をしていたが、結果を聞いてほっとしました。次回のCT検査は半年後の12月ということに。

以下は先生とのやり取りです。

私:CTに異常がないということなのでほっとしましたが、今後の治療方針を伺いたい。というのは、膵癌ですからいずれは再発あるいは転移するものと覚悟はしています。再発するという前提で、再発後の治療方法は?

先生:再発した場合は、TS-1を服用することになります。

私:その治療法にはエビデンスはあるのですか?

先生:奏効率が20%ほど改善します。

私:奏効率(癌の面積が半分になる)が改善したことと、生存率は必ずしも相関しないのではないでしょうか。
2005年のASCOに口頭発表された治験、詳細なレポートが2007年1月のJAMA誌に出ていますが、それによると術後補助化学療法としてジェムザールを投与した場合、無病生存率は2倍ほど伸びるのですが、5年生存率には統計的に有意な差がありませんが、これはどういうことでしょうか?

先生:それはですね。ジェムザールを投与したグループと投与しなかったグループとを比較したレポートですが、投与しないグループの患者でも再発・転移した場合は当然ジェムザールでの治療を始めるわけですよ。治験データの収集だといったって、再発した患者に治療をしないわけではないからです。治療をしなければ「人体実験」になってしまいます。

私:そうですね。完全な無治療の患者群との比較データとはいえないですね。
ということは、術後補助化学療法を早く始めても、あるいは再発してから投与を始めても結果にはほとんど違いがないということではないですか。

先生:そういうことになりますね。

私:再発後はジェムザールは使えませんよね。すでに癌に対する耐性ができている

先生:そうです。TS-1の他には有効なものはないです。

私:厚生労働省が認めているのがジェムザールとTS-1だけということでしょ。海外には有効な薬がまだありますね。TS-1を投与したときのエビデンスはあるのですか?

先生:ありますが、手術ができなかった患者の場合のデータです。(ということ再発後のTS-1投与のエビデンスはない–私)

私:MSTはどの程度ですか?

先生:8~10ヶ月というところです。

私:つまり再発してTS-1を投与しても生存期間中央値(MST)は1年もないということですよね。

先生:そうです。でもそれ以上に長い方もいます・・・・

私:短い患者もいるということでしょ。統計値ですから。私の場合、癌研で手術をしたことは正解だったと思っています。今日まで再発も転移もしていないのは、たぶん先生の術式が優れていたからだと感謝しています。その後の術後補助化学療法に関しては、今伺ったお話からは効果があるかどうかはっきりしません。
繰り返すようですが、必ず再発するものとして今後の自分の人生設計をしています。
あと2年は元気でいたい。欲を言えば4年は生きたいと考えています。
そのために今この病院で可能な治療方法はあるのでしょうか?

先生:ありません。今は経過観察をするだけです。仮に事前にTS-1を投与するにしても、再発したときに利かなくなります。

私:今はただ、再発するのをじっと待っているしかないということですね。薬以外の方法で再発のリスクを下げるしかない。つまりは生活や食事を見直す、ストレスを貯めない、そんな対処法ですか。

先生:そうです。

私:再発した場合、私としては『治療をしない』という選択肢も考えています。今は再発のリスクを下げる努力をすべきだと。

先生:無治療も悪い選択肢ではないと思いますよ。

私:再発したとき、すぐに決断できるよう、今から準備をしておきたいと思います。その為にはいろいろな治療法も含めて情報を集めて自分の考えを整理しておきたいのです。
つきましてはセカンドオピニオンをお願いしたいので、情報と紹介状をお願いします。

先生:分かりました。しかし随分勉強していますね。

私:自分の命ですから受身でいるわけにはいきませんから。

ということで、セカンドオピニオンをお願いしてデータをももらってきました。

癌研に通い続けても、再発のリスクは下がらないし、再発した場合は8ヶ月の余命(平均値)ということですから、再発しない、させないために何をするべきか。ここは真剣に熟慮する必要があります。

とりあえず、休眠療法をやっているクリニックにメールを出そうと考えています。


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