「市民のためのがん治療の会」講演会 『がん医療への新たな挑戦』


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「市民のためのがん治療の会」講演会『がん医療への新たな挑戦』に参加しました。

会場に着いたのは13時前なのに、既に席は9割方埋まっていました。モニターを置いた別会場を用意したがそれでも足りずに、ロビーにまで参加者が溢れて、結局100名の予定に500名以上が来られたとのことでした。がん患者のみなさんが、がんペプチドワクチンにどれほど期待しているかを、ひしひしと感じました。千葉徳州会病院の浅原副院長の講演内容を、要点のみを紹介します。

千葉徳州会病院の臨床試験、NHKの朝市でも紹介された症例は、正式には「標準療法不応、進行・再発膵癌に対する新規腫瘍抗原KIF20A由来A2402拘束性エピトープペプチドを用いたペプチドワクチン療法第I/Ⅱ相臨床試験」という名称です。リンク先にUMINの登録情報をリンクしてあります。

長たらしい名称ですが、日本人の60%の方がもっている白血球の型がHLA-24で、それにKIF20Aというペプチドが選択的に結合する。二つでセットになってがん細胞を認識して破壊するワクチンの臨床試験、とまぁ簡単に言うとこうなります。

で、肝心の生存率などは次の通り。対照群が平均生存期間93.3日に対してワクチン投与群は177.2日と約2倍の生存期間となっています。

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あさイチで紹介された佐々木さん(仮名)の例は、たったひとつの非常によく効いた症例ということもわかります。決して膵臓がんが治るわけではないが、治ったもどき(寛解)もありうると言うこと。

で、どのような患者に効果が出やすいかというと、

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このように、リンパ球数が20%以上と以下では明らかに生存期間が違っています。また、皮膚の紅斑反応が出る患者のほうが同じように効果があります。

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がんペプチドワクチン療法
CTL(細胞障害性T細胞)が反応した患者が良い効果を上げている。これもあたりまえですが、逆に言えばワクチンを投与してもCTLが誘導されない患者もいるということです。これらは既に中村祐輔教授の著書『がんペプチドワクチン療法』で明らかにされていることです。

私なりに解釈すれば、結局は患者個人のもともとの免疫力が高い方が、がんワクチンを投与しても良い結果になるというわけです。白血球数、リンパ球の割合など、免疫力の指標となる数値が良くなるような日常生活、食生活、運動、これらの重要性は免疫療法をやる上でも当然その結果を左右するのだろうと思います。抗がん剤治療であれ代替医療であれ、最終的にがん治療の成否を決めるのは、自分の免疫力と体力ではないでしょうか。

4月から予定されているカクテルワクチンの臨床試験については、3月中旬頃に千葉徳州会病院のHPに出るだろうから、それを見て欲しいとのこと。詳細はまだ告げることはできないそうです。(徳州会病院も実施期間にまちがいなく入っている)

北海道がんセンターの西尾院長の講演も興味深いものでしたが、これは別の機会に。内部被曝に関する西尾院長の新著が3月に出版されるそうです。

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「市民のためのがん治療の会」講演会 『がん医療への新たな挑戦』” に対して1件のコメントがあります。

  1. ひまわり より:

    講習会に出席出来ない、もしくは聞き逃した患者は、数多くいると思います。
    詳しいデータとても参考になりました。有難うございます。

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