今日の一冊(48)『ビタミンDは長寿ホルモン』

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【日 時】2019年8月31日(土) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演:緩和ケア医 大津秀一先生「膵臓がんの緩和ケア~これだけはおさえておくこと~」(仮)
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

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最近ビタミンDに関する科学的、臨床的知識が豊富になり、知られざる効用が次々に明らかになってきました。そんなビタミンDの効用をまとめた本です。

マサチューセッツ総合病院のワング博士らが2008年に発表した研究では、血中ビタミンD濃度が15ng/ml未満の人は、15ng/ml以上の人に比べて、心血管病の発症率が約1.6倍、しかも、高血圧を発症している人では約2.1倍にもなるという結果。

がんに対するビタミンDの働きに関しては1000を越える研究があり、特に大腸がん、乳がん、前立腺がんなどいくつかのがんについては、ビタミンDの有効性がはっきりと示されています。血中ビタミンD濃度が25mmol/L増加すると、全がん発症率は17%低下し、全がん死亡率は29%低下したという結果が出ています。

特に消化器系のがんではその効果が大きく、大腸がんは37%低下、胃がんは42%低下、食道がんでは63%低下、膵がんは51%低下となっています。

  1. 腫瘍の血管新生を抑制し、がん細胞に栄養がいくのを防ぎます。
  2. 増殖シグナルを抑制して、腫瘍細胞増殖を抑えます。腫瘍細胞にあるビタミンD受容体と結合して、がん抑制遺伝子に働きかけます。
  3. がん細胞のアポトーシスを誘導します。

ただし、膵がんに関しては血中ビタミンD濃度が高すぎても返って膵がんのリスクが増加するという研究もあり、評価が定まっていない。最適な血中濃度範囲があるようだ。

すい臓でインスリンを分泌しているβ細胞には、ビタミンD受容体があり、インスリンの産生と分泌を助ける働きをしている。腎不全症で人工透析をしている人では、ビタミンDの血中濃度の違いで、死亡率に2倍以上の差があることが報告されている。

その他、メタボリック症候群、肥満、慢性腎臓病、自己免疫疾患、関節リウマチなど多くの病気と関連していることが研究されています。

ビタミンDの必要量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によれば、日本人のビタミンDの1日の摂取目安量は5.5μgです。これは骨密度の低下を招かないための最低限必要な血中ビタミンD濃度を20ng/mL(50nmol/L)としたときの摂取量を推定したものです。

しかし、それで十分かというと、20ng/mLは最低ラインで、研究者らは血中ビタミンD濃度の充足域は20~44ng/mL(50~110nmol/L)を提唱しています。


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カナダでは2010年にガイドラインを発表し、50歳未満の成人では400~1000IU(10~25ng/mL)を、50歳以上では800~2000IU(10~50ng/mL)をサプリメントで補うべしとしています。

日本人のビタミンDは足りていない。

Imgvitamind

30ng/mLを越える人は5.6%だけです。若い人でも足りていません。

ビタミンD不足は世界的な現象です。ビタミンD不足の人は死亡率が高いことを考えると、これは大きな問題です。

食事から摂るためには、魚や卵黄、キノコ類を積極的に食べることです。

ビタミンDは皮膚で産生されるので、日光浴が効果的です。

24時間以内に肌がうっすらと赤くなる程度の日光を、体表面積の20%(腕、下肢、顔、手など)に浴びると有効だといわれています。これを毎日から5分間、10~15分なら週に2,3日で十分なビタミンDが作られます。

それでも足りない場合にのみ、サプリメントで補えばよいでしょう。冬場は多分足りないですね。


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