ハイパーサーミアは効果なし、ラジオ波焼却療法はがんの転移を促進する?

スポンサーリンク
【日 時】2020年1月18日(土) 13:30~17:00(開場・受付:13:20ごろ)
【場 所】京急本線 京急蒲田駅東口から徒歩3分、JR蒲田東口から徒歩13分 大田区産業プラザ3階 特別会議室
【対 象】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参加費】1,000円(会場使用料及び資料代)
【定 員】 80名
【内 容】
●講演:押川勝太郎先生「がん治療の心得は登山と同じと知ってましたか?~トラブルを織り込んだ先読み能力が寿命を伸ばす~」
●患者さんどうしの情報交換会~フリートーキング

オフィシャルサイトはこちら
申込み受付を始めました。
LINEで送る
Pocket

UMSオンコロジーの、だいぶ前の植松医師のブログです。ハイパーサーミア・ラジオ波焼却を行っている膵臓がん患者も多いので共有します。

しかし、私には正しいのかどうか分かりません。が、実際に多くの経験した患者を診た医者の意見として拝聴しておきます。

ハイパーサーミアは、今から30年くらい前に、がん治療医の間でブームになったことがあります。

しばらくの間は、多くの大学病院やがん専門病院で試されました。中には、放射線治療や抗がん剤の治療と同時に行うと、暖めた部位に限って多少は良いかもしれない、という報告を出した施設がなかったわけではありません。でも、大半の施設ではすぐに止めてしまいましたし、大きな臨床研究で無効という結果もたくさんでました。

基本的に哺乳類の体温は通常一定に保たれています。これは、豊富な血流によって維持されているのです。たとえ皮膚の表面をきっちり43度にしたところで、数ミリですぐに温度は下がります。1センチ下ならもう平熱です。もし皮膚から1センチ下を43度にしようとしたら、皮膚は火傷をしますが、皮膚から1.5センチ下は平熱です。要するに、人体と試験管は全く別物なのです。

ハイパーサーミアと似て非なる治療に、ラジオ波焼灼という治療法があります。これは42-43度という微妙な温度ではなく、ターゲット内のすべてのタンパク質が凝固壊死を引き起こす高温で焼き切る治療です。ターゲット内であれば、正常細胞もがん細胞もみんな死んでしまいます。

ラジオ波焼却は)ターゲットから少し離れた所にがん細胞が存在していると必ず再発します。ラジオ波焼灼術のあと再発した乳がんの患者さんを何人か放射線治療した経験がありますが、乳腺内の再発はなんとか押さえ込めても、その後、全員に臓器転移がでました。あまりに高率なので、ラジオ波焼灼では、がん細胞周囲の正常細胞がすべて破壊されてしまうため、血管やリンパ管が壊れ、転移しやすくなるのではないか、と推測しています。

人間は試験管やマウスとは違いますからね。しかし、ハイパーサーミアをやった後は気持ちが良いとの感想は多いですね。問題はがんに効果があるかどうかなんですが。


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 【必聴】死を前にして人は何を思うのだろう?【必聴】死を前にして人は何を思うのだろう? 転移したがんの多くは標準治療では治らない。抗がん剤治療も、生活の質(QOL)の維持と延命効果を期待して投与される。しかし、中には例外的に治癒あるいはがんとの共存が長く続く患者がい […]
  • 『がんの統合医療』(2)『がんの統合医療』(2) 四万川ダム湖の紅葉。4年前は大雪の日に訪れたが、今年はすばらしい紅葉に出会えた。宿も同じ「鹿覗キセキノ湯 つるや」 ↓ […]
  • 緑茶で死亡率減少:がん研究センター緑茶で死亡率減少:がん研究センター 国立がん研究センターの多目的コホート研究で、緑茶・コーヒーと死亡率の関係が明らかにされました。 解析の結果、緑茶を1日1杯未満飲む群を基準として比較した場合、1日5杯以上の群の […]
  • 糖質制限食のディベートー勝負あり 12月2日の「肥満とがん&糖質制限食」で紹介した第15回日本病態栄養学会年次学術集会(国立京都国際会館)でのディベートの報告が、江部先生のブログにアップされています。この学術集会 […]
  • 食事療法について 食事療法でがんが治るのか。これについては賛否両論ある。骨折ならすぐに外科治療あるいは整形外科を受診すべきだろう。しかし高血圧なら、一時的に血圧降下剤が効くにしても、根本的には生活 […]
  • がんの自然退縮ってどれくらいあるの?がんの自然退縮ってどれくらいあるの? 自然退縮は結構ある 治らないがんを宿した患者なら、誰しも「自分のがんだけは奇跡的に治って欲しい」と願うものです。そして、がんの「自然治癒」「自然寛解」「自然退縮」という現象 […]
  • 今日の一冊(9)『がんを生きよう』今日の一冊(9)『がんを生きよう』     この本は"絶対"のお勧めです。 久留米大学がんワクチンセンター長の伊東恭悟先生が、最近上梓された『がんを生き […]
  • スポーツは健康に悪いスポーツは健康に悪い 錦織選手の活躍が注目されています。すばらしいテクニック、プレッシャーに負けない強靱な精神、なによりも笑顔が良い。しかし、スポーツ選手は常に怪我とも闘わなくてはならない。 昨 […]
LINEで送る
Pocket

ハイパーサーミアは効果なし、ラジオ波焼却療法はがんの転移を促進する?” に対して1件のコメントがあります。

  1. キノシタ より:

    マイコ、やす様
    がん細胞が消えたとはすばらしいですね。仰るように何がその原因なのかは分かりませんが、治ったなら何でも良い。
    ハイパーサーミアは「統計的には効果がない」は確かでしょうが、統計的にエビデンスがない=誰にも効かない、ではないのです。
    相乗効果である人には効果が生じる可能性はあるのでしょう。ただ、相乗効果まで今の科学では検証ができません。
    患者個人としては、副作用がなく、ある程度のエビデンスがあり、可能性があり、経済的にも許されるのなら試してみれば良い(保険適用だし)。というのが私の考えです。
    ただ、植松医師の言う、人体の恒常性を保つ(ホメオスタシス)傾向を考えれば、腫瘍が死滅するほどの高温になることはありそうもないという説明には説得力があります。

  2. マイコ より:

    やす様
    癌が消えたのが、ハイパーサーミアの効果なのかどうか? 確証はないのです(^^;)
    抗ガン剤維持療法を終了して5年、10年再発転移無しで元気に生き延びてみて
    放射線治療や維持療法だけではなく、ハイパーサーミアや低容量抗ガン剤治療の効果もやっぱりあったんだなぁと今よりも思える気がするので、
    頑張って生き延びようと思います。

  3. やす より:

    マイコさま
    はじめまして
    再発転移でそれ消滅!! 
    耳がダンボになるお話ですね
    いいなーーーー
    ハイパーサーミア本気で探します
    低容量抗がん剤も主治医はクエスチョンマーク付けてますが、そんなの無視無視

  4. マイコ より:

    こんにちは^_^ いつも貴重な情報をありがとうございます。
    再発転移して(ステージ4)、抗ガン剤と放射線の同時併用治療を受けたものの癌が残り、これ以上は小さくならないと言われましたが、ハイパーサーミアと低容量抗ガン剤(単剤)治療を受けているうちに、癌が消えて2年経過します。
    ただ放射線治療を受けた病院でも、抗ガン剤単剤での維持療法をしばらくの間並行して受けてきたので、何が効いたのか??なところもありますが、もう大丈夫そうということで、一旦維持療法は終了になってます。
    ハイパーサーミアで(追加治療で?)癌が消えた方は私の他にも実際にいて、でも、だからと言ってハイパーサーミアで必ず癌が縮小するかと言えばそうではないケースの方がとても多いのも、残念ながら事実のようです。(ハイパーサーミアを受ける患者さんには、末期の方が非常に多いこともあるかと思いますが…)
    抗ガン剤も、放射線治療も、手術でさえも、効果がある人とない人がいるので、それは当然のこととして、
    もしも私自身がこのまま再発転移せずに何年も経過して元気に生き延びれたなら、私のようなケースをたくさん検証してもらって、いったい何が効いて癌が消えてのか?解明出来ないものかと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です