心の平安:これがいちばん大切です
がん患者なら誰しもが、自分だけにでも奇跡が起きてほしいと願うものです。
しかし残念ながら奇跡はめったに起きないから奇跡なんです。ちまたにはこれで癌が治ったというような高価なサプリメントを売りつける悪質な例もあります。
がんが劇的に寛解した人の特徴
- 「病気とは、私たち人間の身体・心・魂のどこかのレベルで詰まっているものである」と考えている。
- そして、劇的な寛解を経験した人々は、彼らの身体・心・魂の三つのレベルにおいて「詰まり」を除去しようと、真剣に取り組んでいました。
- 人によってはその「詰まり」は身体に発生します。人によっては心、あるいは魂のレベルで発生します。その存在に気づき、なぜ生じたかを理解し、完全に除去するのです。
- わたしたちの心を形成するのは、感情に反応して分泌される神経ペプチドです。神経ペプチドは体内のどの細胞にも存在するので、ストレスのような感情は、免疫システムのみならず、身体の全細胞に負の作用をもたらします。
- ストレスを抱えたままにしていると、がんと闘ってくれる免疫機能を弱体化させてしまいます。逆にストレスを解き放つと、免疫システムは強化されるのです。
- (死への)恐れは、がん患者を支配する感情です。まずこの感情への対処が必要だ、と彼らは語っています。
- 恐れることをやめなさい。安らかに死に、おだやかに生きるために。
- 治癒する可能性が高くなるのは、身体のバランスがとれているときです。でも恐れを心に抱いていると、免疫システムも閉ざされてしまうのです。
- がんから劇的に回復した人々は、ほぼ全員が、死の恐怖を直視したとき、ある意味で気持ちが和らいだ、と話していました。ずっと抱えていた仕事を片付けたように思えた、と言うのです。
- 恐怖を感じていたら、身体は治癒しません。身体が自己治癒するのは、その人が恐れの感情を抱えていないときなのです。
- がんが治るのは、その人が恐れを手放したときです。劇的ながんの緩解を経験した人、そして、たとえ途中で治療に戻っても長期間うまく寛解状態を保っている人たちは、「不確かな状況」と上手につきあえる人なのです。
- 先行きの見えない、不確かな状態とつきあう。これはとても大切なことです。「いま」に腰を据え、先行きへの不安を思い描かない人は、うまく治癒するものです。
これは、ケリー・ターナーの 『がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと』からの抜粋ですが、重要な指摘だと思います。
私も、心の平安を得ることによって、再発や死への不安、恐れを手放すことができました.
サプリメントもやってみたければやれば良いでしょう。ある種の効果は期待できるかもしれません。がんが治る食事食べ物、そういったものは存在しませんが、体と免疫システムをがんと闘う体制に整えてあげることは重要です。
運動をしましょう。そして心安らかに「今、ここに」ある命を十分に生きていきましょう。
私が考える、代替療法の貢献度
- 健康食品(サプリメント)は絶対に必要ではないが、次の条件で決める
- ヒトに対してある程度のエビデンスがある
- 重篤な副作用がない
- ポケットマネー程度で購入できる
- 食事の基本は「バランス良く」
- がんと戦うためには、運動で筋肉量を増やす
- 有酸素運動とスロースクワットなど。散歩だけでは筋肉は増えない。
- 「心の平安」これがいちばん重要で治癒への貢献度も高い
- マインドフルネス瞑想、サイモントン療法、座禅、太極拳など
しかし、多くのがん患者ではこの順序が逆になっている。