2009年8月1日 / 最終更新日時 : 2009年8月1日 キノシタ お薦めの本 どろ亀さん まさか自分が膵臓がんになろうとは思いもしなかった4年前の夏、夫婦で北海道をドライブした。「北の国 此処に始る 倉本聡」と記念碑がある布部駅から、布部川沿いにドラマの主な舞台である富良野市麓郷地区に向かってレンタカーを走ら […]
2009年7月30日 / 最終更新日時 : 2022年3月28日 キノシタ お薦めの本 米国医療は「こころ」の重視へ 「心と癌と量子力学の関係」などと、いささか「とんでも本」的な内容を書きましたが、量子力学はともかくとして、心と癌の関係はもはや常識になっているようです。 右の「膵臓癌おすすめサイト」にリンクを張っている安西英雄さんの「米 […]
2009年7月27日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 心と癌と量子力学の関係(4) 私たちの常識では、「離れた場所にある別々の物体は、別のものである」と考えます。カラスと鳩が右と左の空に浮かんでいれば、別の鳥です。カラスが鳩を襲うためには、空を横切って鳩に近づかなければなりません。空間は物体と物体を切り […]
2009年7月12日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの本 心と癌と量子力学の関係(3) 沫雪(あわゆき)の中にたちたる三千大千世界(みちあふち)またその中に沫雪ぞ降る 良寛にこんな歌があります。三千大千世界を「みちあふち」と読ませ ていますが、三千大千世界とは、仏教における宇宙論を表わす言葉です。我々の住む […]
2009年7月4日 / 最終更新日時 : 2018年11月23日 キノシタ お薦めの本 心と癌と量子力学の関係(2) 朝日新聞の木曜日の夕刊に『日々是修行』というコラムがある。花園大学教授の佐々木閑氏のコラムですが、これをいつも楽しみにしています。 2008年4月17日の『「合理的」に考えるとは』のタイトルのコラムでは、量子力学における […]
2009年7月1日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 心と癌と量子力学の関係(1) 『化学装置としての脳と心―リセプターと精神変容物質 』(リチャード・M・レスタック著 半田智久 訳 新曜社)は、精神変容物質が脳に作用する機構を解説したものであり、植物を使った精神変容の歴史から、精神疾患に対する薬剤の開 […]
2009年6月21日 / 最終更新日時 : 2018年3月23日 キノシタ お薦めの本 『がんと仲良く暮らす』ひろさちや・佐藤昂 『老いてはがんに従え』という佐藤昂氏の著作があります。読みたいと思いつつ、手に入れられないでいます。アマゾンで購入すれば簡単に手に入るのですが、私の本購入の基準は、まず区の図書館から借りてみる。そして手元に置いておきたい […]
2009年6月15日 / 最終更新日時 : 2021年6月23日 キノシタ お薦めの本 『がんと闘った科学者の記録』戸塚洋二・立花隆 妻につきあってヨーカドーに買い物に行きました。女の買い物は長いので、短気な私はとうていつきあっていられません。ひとりで館内にある書店をぶらぶらしていたら、ある本が目に付きました。『がんと闘った科学者の記録』です。 物理学 […]
2009年6月13日 / 最終更新日時 : 2009年6月13日 キノシタ お薦めの本 薬・抗体医薬 週末は音楽と読書三昧。チェリスト長谷川陽子の師であるフィンランドのアルト・ノラスのCD『チェロ・カンタービレ』を聴く。静謐なチェロの音色にオーケストラの華麗な響きが伴って、ときには激しく、時には静寧な彼の演奏に魅了される […]
2009年6月5日 / 最終更新日時 : 2018年4月10日 キノシタ お薦めの本 モーツァルトと脳内物質ドーパミン 音楽療法という分野があり、特にモーツァルトの音楽には糖尿病が治った、血圧を下げる、がん細胞の増殖を抑える、などの効果があるという説があります。多くの書籍でも紹介され、音楽療法用のCDもたくさん販売されています。 今年の3 […]
2009年4月28日 / 最終更新日時 : 2018年7月6日 キノシタ お薦めの本 豚インフルエンザはパンデミックになるか 豚インフルエンザのニュースが増えています。Google Health Map で表示すると、感染が増 えている(オレンジ)マークが世界地図に表示されます。世界にはこんなにたくさんの伝染病が、今現在流行しているのかと驚きま […]
2009年4月18日 / 最終更新日時 : 2018年3月23日 キノシタ お薦めの本 『エンデの島』 権現堂堤の桜(7) 「・・・・がんばるのは美徳ではないと?」 「いちがいには否定しませんよ。でも、戦争のときも経済発展のときも、国民はがんばるのがいいことだと信じていたのです。そして一枚岩になって団結し、異分子を排除した […]
2009年3月19日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 一年有半 3月15日の朝日新聞読書欄に、早坂暁の「大切な本」というエッセイがあった。タイトルが『死を恐れぬ明治の男 昭和の男も死と対決』と、なんとも痛々しい。 人にとって大切な本は、人生最終の帰結である”死R […]
2009年3月11日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 エレガントな宇宙と宇宙を織りなすもの 丸善書店を散策。福岡伸一の『動的平衡』が目に留まったので、ぱらぱらと見てみたが、『もう牛を食べても安心か』や『生物と無生物のあいだ』で述べられているシェーンハイマーの動的平衡とそれに関する彼の理論以上のものが無く、同じよ […]
2008年12月30日 / 最終更新日時 : 2008年12月30日 キノシタ お薦めの本 『生物と無生物のあいだ』福岡伸一 新書大賞とサントリー学芸賞を同時受賞した、福岡伸一さんの『生物と無生物のあいだ』。本当に文章のうまい人です。化学者というよりは文学者と言ったほうが良いほどです。 前半は、野口英世の日米の評価が二分している話題。日本では偉 […]
2008年12月20日 / 最終更新日時 : 2022年3月28日 キノシタ お薦めの本 カムイ伝講義 『カムイ伝』についてもう少し書いておきたい。法政大学教授 田中優子氏の『カムイ伝講義』がいま人気だ。法政大学社会学部で週に一回「カムイ伝」を参考書にして比較文化論として江戸時代の日本を現在の日本に対比させて考えてみようと […]