白血球減少で抗がん剤を中止

入院中に同じ病室だったKさん夫妻とまたまた待合室で会った。本当に仲の良いご夫婦でいつも二人一緒で行動している。

今日は二回目の抗がん剤ジェムザール(GEM)投与の日。ところが中止になってしまった。

投与前の血液検査で、白血球数が2000しかなかった。その内訳である血液像は、好中球が17.9%(正常値は41.3%以上)であり、好中球の著しい減少が見られた。先週の検査(GEM投与前)では白血球数は4000丁度で、これは標準値の下限である。そのためにGEMの投与でどれくらい減少するかと気になっていたが、半減したわけだ。主治医は「今日はできませんね。続けると命取りです。」と言われた。

  • 白血球数———2000  LL
  • 血液像
    • 好中球———-17.9%
    • リンパ球———69.3
    • 単球————11.5
    • 好塩基球———0.6
    • 好酸球———–0.7

処置室でグラン(G-CSF)の皮下注射を受けて、看護婦さんからは「今日はマスクをして帰ってください。人ごみの多い場所には近づかないこと。手洗い・うがいを欠かさないように。ウィルスに感染しても今のあなたは自分で治す力がないのですから、高熱が出たらすぐに電話をしてください。抗生物質などの治療が必要になり緊急入院ですよ。」と脅かされた。

グラン(フィルグラスチム)はサイトカインで、生物学的応答調節物質と呼ばれる人工薬品の一般的な種類に属します。この薬は組換えDNA技術によって作られ、化学療法後、血液中の好中球(白血球の一つ)を増やすのに使用されます。(骨髄移植時の好中球の増加促進、がん化学療法の好中球減少症(急性白血病、悪性リンパ腫、小細胞肺がん、卵巣がん、睾丸腫瘍、神経芽細胞腫、小児がん、その他のがん)、骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症、再生不良性貧血に伴う好中球減少症、先天性、特発性好中球減少症、HIV感染症治療に支障をきたす好中球減少症)

GEMの投与が終わったらその足で千葉まで仕事の予定だったが、急遽中止にして自宅に帰った。

来週はたぶん投与できそうだとの主治医の先生の話だから、それを信じて待つしかない。

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膵内分泌細胞ガンという数十万人に一人という稀なガンになった方のブログ。

肝多発転移により手術不適用であるといわれ、しかし自分で情報を集め、主治医と交渉し、海外の未承認抗がん剤を使用して5年以上も延命している方です。

単なる闘病記ではなく(そんなものならネット上にあふれるほどある)、がん患者として日々考えたこと、マスコミの癌報道への批判など、なによりも「がん患者として生きる」ということを真摯に考えておられる様子に、私のブログの目指しているものと共通しているような気がしています。


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