5年目の定期検査
がん研での定期検査
CEA :4.0
CA19-9:27.6
CT所見:局所、遠隔転移ともに認めず
次回は1年後で良いがどうしますか?と訊かれたので、年末に1回検査してその後は1年毎でお願いします、と回答した。そうすれば検査結果を確認して新しい年が迎えられる。
最近の統計では、膵癌術後の5年生存率が20%にまで改善しているそうだ。以前は10~15%といわれていた。
がん研で受診する患者が増えていると聞いていたが、今日はそれを実感した。これまでは次回の予定は先生がPC上で入力していたが、今回は別の「サテライト」デスクができており、先生は「○○後」という指示を出すだけ。これでより多くの患者を診察できるというわけだろう。それでも半年後の予約ですら希望した日にはとることができなかった。
手術の必要な患者でも、予約は3ヶ月以上後とのこと。そうして3ヶ月後にはがんが増大して手術不能になった例もあるらしい。膵臓がんなら3ヶ月後なんてステージも変わっているだろうに。国立がん研究センターの評判が悪いからだろうが、あまり国がんを批判するのも考えものだなぁ。
がん研の消化器外科部長の山口俊晴副院長が、ZAKZAK『ニッポン病院の実力』で語っていた、
「私たちが目指しているのは、牛丼の吉野家のキーワードのように、『早い』『うまい』『安い』。がんの治療でも、重要です」とは、消化器外科部長の山口俊晴副院長。胃がんの名医だ。
「早い」は、1週間以内の診断と2週間以内に治療を開始。「うまい」は、最高の手術手技、最高の内視鏡技術、最新の薬物治療。「安い」は、安全な検査と治療、安心できる医療のこと。
は、「早い」については少し心許なくなってきた。でも信頼のおける先生が多いと思う。『安い』は先生たちの給料だろうという突っ込みもある。安い給料でよく頑張っていると思います。
白血球数の4200は私の正常値。昔から少ない。リンパ球比率49%は多すぎるかもしれないが、これのおかげでリンパ球数実数が2110を維持できている。免疫力の一応の基準だし、がん細胞と闘う実戦部隊は多いほど良い。
hemoglobin A1Cは今回から試薬が変更になったという説明を受けた。ま、少し多めだが糖質制限食をもっと採用すれば対応できるだろう。
総ビリルビンがHになったのは初めてだ。最近疲れやすいのはこのためか? しかし肝機能異変を疑う数値はなさそうだ。地元の主治医に相談しながら経過観察でいこう。
やれやれ、これで5年を生き延びた。
こあやさん。
手術の成功おめでとうございます。膵癌で手術が可能なのは本当に幸運なんですよ。
そしてこれかが本当の闘い。精神的な安定が一番重要だと思います。そのためにも笑顔を絶やさないで、ゆったりとおもしろいことに熱中して生きる。そのような生き方を勧めます。
逆説的ですが、死刑の執行が少し延びただけです。いずれは人は死ぬのですから、悲観も楽観もせずに、せっかく拾った命、充分に楽しんでください。結果的にそういう心持ちで居ることが、がんに効くようですよ。
はじめまして
昨夜、父が女子医大、羽鳥先生の執刀で
無事手術を終えました。
病気が発覚してから、膵臓癌の恐ろしさにおののいていたとき
こちらのブログを見つけて、毎日眺めては不安を解消していました。
これからが本当の闘いのスタートであり、不安緊張も残りますが
楽しんでいきたいと思います。
ありがとうございます。キノシタさんのブログで一番学んだことは
笑顔の大切さでした。
これからも遊びにきます!
mokuさん。コメントありがとうございます。
お母さまがスキルス性の大腸癌、取り残しを無治療で14年生きられて、眠るような最期とは、本当に癌は不思議ですね。すばらしい闘病だったと思います。手術も抗がん剤もやり過ぎではないか、製薬企業の陰謀で、患者はそれに協力させられているのではないかと、本気で勘ぐってしまいます。
勇気のあるお母さまでしたね。癌に限らず、日本人は「健康神話」に浸かりすぎているのではないでしょうか。年をとれば病気になるのがあたりまえで自然なことなんですが・・・。
遅ればせながら、膵臓がんで5年達成!ほんとうにおめでとうございます。
先月実母が亡くなり、ばたばたしてお邪魔できなく、久しぶりに覗かせていただきました。
とても嬉しいです!
私の母もスキルス性大腸がんで最初の手術で取り残しがあり、翌年再手術のため入院しましたが、手術前日腸が破れるリスクの説明で勝手に退院し、医師を憤怒させました。それから14年無治療で元気に過ごし、眠るように亡くなりました。86才でした。
医療の疑問、問題点など日々考えさせられます。
いつも有用な情報をたくさん発信していただき、頭の下がる思いです。
これからも楽しみに訪問させていただきます。
またひとつ、大きな勇気をいただきました。
ねこやよろず堂さん。デブが復活ですか? 私も直腸癌の後はやはりデブが復活して、その後に膵癌です。肥満は膵癌の危険因子の一つですよね。肺がんが治ったといって油断しないように、気をつけてください。最初のがんが治ることが多くなり、結局二つ目のがんで命を落とすという例も多いですから。
5年の節目をクリアーできるのをずっと長い間、願っていました。
ほんとうに、よかったです。
ずっとブログ拝見していますが、5年目に書き込みをしようとずっと思ってて、気がついたら、もう過ぎちゃってました(笑)ごめんなさい。
わたくしも、昨年の3月に進行非小細胞肺癌(扁平上皮がん)ステージ3を5年経過、現在は食事療法(玄米菜食)もなまけてその後遺症にて(笑)でぶに復活という情けない状況でございます。
いろいろ思うところやお話したいことは山盛りございますが、とにもかくにも、ほんとうにキノシタさん、5年クリアーでよかったです。嬉しいです!
これからもブログを覗きに来ます。
そして、いろいろな情報、楽しみにしています。
では
はらだ様
昭和医大での講演からもう3年になるんですね。あの当時はまだまだ生き残れるかどうか、わからない時期でした。それでもやるべきことをやるしかないとの覚悟はありました。
お母さまも治療法があっているようで何よりです。良いアドバイザーにも恵まれているようですね。
がんを育てない体内環境ができているように思います。今後ともよろしくお願いします。
5年経過おめでとうございます!
3年前に母のすい臓に癌が発見されて6月に手術をしました。半年後肝臓に転移しましたが、TS1が奏功しありがたいことに今も手術前とほぼ変わらず、普通に生活てきています。
手術前後にはこのブログを読み漁って具体的な情報や考え方の部分も大変参考にさせていただきましたし、母にはすい臓がんのネガティブな情報は伝えず、「私の癌後略法」のページをラミネートして渡しました。
そうそう、昭和大学でのセミナーにも出席させていただきました。
本当に感謝しています。
これからも更新楽しみにしています^^
おめでとうございます。
キノシタさんが、おっしゃられる様に
ガンは総力戦、これまでの貴重な情報を頂き
これからも沢山の情報発信、宜しくお願いします。
コメントをいただいたみなさん、ありがとうございます。少しでも役立つブログになるように、これからも続けます。
kathyさん。リンパ球比率はメラトニン、マルチビタミンを摂りはじめてから上昇している気がします。それ以外にも玄米菜食も効果があるのかもしれません。エビデンスがあるかどうかわかりませんが。こちらに2009年当時のグラフをアップしてあります。
https://cancer-survivor.jp/2009/11/685.html
がんとの闘いは総力戦ですから、これ以外にも運動・精神的な心の有り様も影響している可能性はあります。リンパ球が多すぎるのは逆に炎症反応が起きていることも考えられますが、この場合はがんにとってありがたくない兆候です。私の場合は良い傾向だと考えていますが。あくまでも免疫力の簡単な指標の一つということでしょう。
おめでとうございます。(^^)/
私もあとに続きたいです。
リンパ球比率がすごいですね。
前からですか。
何か比率が高くなったきっかけがあったら、お教えください。
おめでとうございます。
膵臓癌で5年を超えるのはとても難しい事ですけれど、0でないという事実が大切なんです。
キノシタ様が生きていることが膵臓癌患者に勇気を与えると思っています。
いつもお邪魔していますが、初めてコメントさせていただきます。
5年の定期健診の結果が良好でおめでとうございます!文章を読みながら微笑んでいる
自分に気づいたので、思い切ってコメントを書かせていただきました。
まだ大きな病気はしていませんが持病のある身で、こちらのブログを拝見すると勉強にもなり楽しくもなり、必ずチェックするようになりました。
私も知覧茶の深蒸しをミルで挽いて飲んでいます。
これからも楽しい普通の毎日を! 私も頑張ります(育児中)!
初めてコメントします。5年目の定期健診クリアおめでとうございます
本当に良かったですね。
父が昨年9月末にすい臓がんである事が分かり、それから時々ブログを拝見していました。父は残念ながら、今月初めに亡くなりました。
キノシタさんにはこれから父の分も元気に長生きしてもらいたいです。
膵がんで5年生存、本当におめでとうございます。手術をしても打ち勝てるのは20%という難敵ですが、素晴らしいの一言ことです。(西洋医学をもってしても4勝96敗くらいでしょうか。)ブログを書いておられる方でも5年を無事クリアされた方は、私が知る限り(と言っても非常に狭いものではありますが)5~6人ほどです。今後とも自由の女神が掲げる松明のようにこの病気に罹った人たちの明るい希望であり続けてください。