緩和ケア「想定外のことばかり」

スポンサーリンク
【日 時】2019年4月14日(日) 13:10~16:30(開場・受付:12:50ごろ)
【場 所】JR京浜東北根岸線 大森駅東口から徒歩4分 Luz大森4階 入新井集会室
【参加資格】膵臓がん患者とその家族、遺族
【参 加 費】1,000円(会場使用料及び資料代、講師謝礼)
【定 員】 130名
【内 容】
●講演:ジャーナリスト 森省歩氏による丸山ワクチンの講演
●患者さんどうしの情報交換~フリートーキング

オフィシャルサイトはこちら
参加申込みは、もうしばらくお待ちください。
Pocket
LINEで送る

Photo

今年も沢山ご訪問くださり、ありがとうございました。来年は膵臓がんに、免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が使えるようになり、光免疫療法の治験が始まる、そのような初夢を見たいと思います。

緩和ケアの探し方

昨年の記事ですが、『緩和ケアの冊子-ホスピスの探し方など

20171231001

で、緩和ケアの冊子を紹介しました。

想定外のことばかり

冊子を作成された前田典子さんが2017年9月17日に亡くなられました。

緩和ケアの情報を集めて冊子まで作られた前田さんですから、ホスピスへの入所も用意万端、終末期医療を存分に受けられたのだろうと思いきや、「想定外のことばかり」だと言います。

毎日新聞 医療プレミア「がん・ステージ4からの眺め 緩和ケア情報、後に続く人へ

前田さんは、取材のためにシミュレーションをし、すでに最期を過ごす病院を決めていた。しかし、ここに入院するまでの道のりは遠かった。「現実は、想定外のことばかりでした」

まず脳転移の放射線治療後、ここまで急激に体調が悪くなるとは思わなかった。食欲がなくなり、退院して約1カ月後、1週間で体重が7キロ落ちた。ちょうど遺言書を書き終えた頃だった。ベッドでぐったりした前田さんを友人が見つけたが、「あのまま死んでいてもおかしくなかった」。

その後、要介護2の認定を得て訪問介護を受けたが、1人暮らしでは無理がある。決めていた最期を過ごす病院への入院には、主治医の明確な指示が必要だ。主治医とは信頼関係で結ばれていたが、「病状を少し軽く見ていたようだ」(池谷さん)と、すぐに入院できなかった。

また緩和ケア病棟に入るには「親族を伴った面談」が必要となる。前田さんには幸い、都内においがいたが、近くに親族がいない人も多いはずだ。「友人では力になれない。緩和ケアについてあれほど調べたのに、考えが甘かった」と池谷さんは肩を落とす。

結局、準備していたにもかかわらず、前田さんが緩和ケア病棟に移れたのは、急激な体調悪化から1カ月以上後だった。「こんなにハードルがあるとは思わなかった。これからは、緩和ケア医が主治医と対等な立場になり、患者をスムーズに誘導してほしい」。前田さんは、後に続く患者のためにかすれる声を絞り出す。

「想定外」を想定して、入念な足を使った調査と、シミュレーションが必要ですね。そして、いつまで抗がん剤を続けるのか、止め時を決めておくことが大事です。でないと、いつまでも希望に執着し、緩和ケアへのスムーズな移行ができなくなります。

  • 患者が希望すれば、当然、緩和ケアの専門家に紹介してくれるものだと思っていました。でも、それがうまくいっていない。
  • 患者が受けたいと言っても、「緩和ケアはまだいいよ」と主治医が言ったら、それでおしまいです。緩和ケア科は、紹介状がないと予約も取れないところが多い。
  • 精神面なども含めた全人的ケアは理想ですが、今の日本ではそのようなケアを期待できる施設は、あまりありません。

「がん情報サービス」でも「緩和ケアは、がんが進行してからだけではなく、がんと診断されたときから必要に応じて行われるものです」と言いますが、現状では、その必要性が医療者に浸透しているとは言えません。「がん相談支援センター」も充分にその機能を果たしているとは言えず、病院内の緩和ケアチームにおいては、1人の看護師が奮闘しているだけという病院が多く存在します。

スポンサーリンク

緩和ケアフローチャート

がん患者のための緩和ケアの受け方」より、フローチャートを転載します。

20171231002

緩和ケアに関する情報源


がんと闘う多くの仲間がいます。

にほんブログ村 病気ブログ すい臓がんへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村


スポンサーリンク

このブログの関連記事

  • 緩和ケアの冊子-ホスピスの探し方など緩和ケアの冊子-ホスピスの探し方など 日経Goodayの記事『乳がん患者2人が緩和ケアの冊子を作ったわけ』 チーム医療が大切と言われている。早い段階からの緩和ケアが患者の予後を改善すると言われている。しかし、 […]
  • 早期の緩和ケアは必要か? 2006年にがん対策基本法が制定され、それにもとづき厚生労働省が策定したがん対策推進基本計画では、「治療の初期段階からの緩和ケアの実施」が重点的に取り組むべき課題として挙げられて […]
  • 後は緩和ケアですね後は緩和ケアですね タイトルは私のことではありません。癌研有明病院で同室だったKさんからのメールでした。手術不能の膵癌だったKさんは、ジェムザールの投与をして、それが効果がなくなったのでTS-1とい […]
  • HBMの勧めHBMの勧め 虎の門病院臨床腫瘍科 高野利実先生の著作『がんとともに自分らしく生きる』は以前に紹介しましたが、先生ご自身が著作とHBM(Human-Based […]
  • 「がん緩和ケア最前線」坂井かをり著「がん緩和ケア最前線」坂井かをり著 今日は茨城県まで車で日帰り出張。帰りの車中で癌研からの電話を受けた。27日に入院が決まった。あいにく差額ベッド代の要らない部屋は確保できず、5000円/日の部屋になるという。 […]
  • 緩和ケアと抗がん剤の止めどき緩和ケアと抗がん剤の止めどき 抗がん剤はいつまで続ければ良いのでしょうか。抗がん剤の「止めどき」の判断は難しいですね。「今のが効かなくなったら、次の抗がん剤。その次の・・・」と、なんとかもう少し延命したいと考 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です