今日の一冊(98)『病気の9割は歩くだけで治る!2』

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長尾和宏さんの同じタイトルの本、続編です。

9割の中に「がん」は入っているのでしょうか。入っています。

「転移が見つかりました」「ステージ4です」と言われれば、真っ先に死をイメージしてしまうかもしれません。でも、1年、2年、3年、なかには10年生きる人も、そして完治する人もいます。そういった方々は特別な高価な治療をしているのかといえばそうではなく、やっていただいているのは、免疫能を上げる努力です。特に大事なのが、適度なウォーキングと食事療法。

このブログでも「がん患者は、とにかく”歩け 歩け”と何度も書いていますが、まさにその通り。適度なウォーキングは怪しげなサプリメントや代替療法よりもよほど効果があります。

でも、歩かないんですよね。多くのがん患者が。何か魔法のような治療法、形のある物に惹かれてしまうのです。

長尾先生のこの本から、歩くことにによる効用を並べてみます。

歩くことの効用

  • うつ、生活習慣病、認知症、パーキンソン病は薬よりも歩くことで回復する。がんも生活習慣病です。
  • 老化の3つの要因である細胞の酸化、細胞の糖化、ホルモンの変化も歩くことで改善される
  • 歩くことで、若返りホルモンDHEA、やる気ホルモンのテストステロン、長寿ホルモンのメラトニン、幸せホルモンのセロトニンが増える。
  • 歩くことでリラックスすれば、ストレスホルモンであるコルチゾールが減り、糖の分解が進むので、インスリンの出番が減る。
  • 歩くことで内臓脂肪が減れば、脂肪細胞から善玉ホルモン・アディポネクチンに分泌が増える
  • 遺伝子のオンオフはエピジェネティックに後天的に変えられるが、がん遺伝子のオンオフも歩くことによってエピジェネティックに変えられる。
  • 細胞の寿命を決める回数券のような存在テロメアも歩くことによって長くなり、長寿になる。
  • 歩くと脳の神経細胞が増え、認知症が良くなる。
  • 歩くと骨からオステオカルシンというホルモンが分泌され、海馬の機能を改善するので記憶力が良くなり、認知症を予防する。骨粗鬆症も防止できる。
  • オステオカルシンが増えると、造血幹細胞を若返らせ、白血球を増やすホルモン・オステオポンチンが増えて、免疫力がアップする。(抗がん剤の副作用で白血球が減ったら、歩くことです)
  • サルコペニア(筋肉減少症)やフレイル(ふらふらあるき)対策にも自分で歩くことが大事です。

どれだけ歩けば良いのか

1回10分の歩行を一日に3回、これで充分です。10分が難しい人は、3分でも5分でも良い。要は歩くことを習慣にすることです。

エレベータやエスカレータはなるべく使わない。これだけで結構歩くことになります。

要介護者なら、室内で歩きましょう。あるいはNHKの「みんなの体操」では椅子に座っている体操をしているお姉さんがいますね。それを見ながら座って体操をすれば良いのです。

寝たきりの人は、ベッドで「歩け」ばよい。

インターバル速歩や歩く瞑想も効果的です。マンネリにならないように、いろいろと工夫して歩くことです。

歩いていない時間、椅子に座っている時間の長い人は、体をひねる、首を回すなどの運動を意識して行うと良い。

人間は歩く動物です。生きているかぎり歩けば良いのです。


がんと闘う多くの仲間がいます。

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