2018年3月31日 / 最終更新日時 : 2021年12月31日 キノシタ 死生観 治らなくても「敗北」ではない がんが治らなければ「敗北」でしょうか。がん患者なら、あわよくば自分だけは奇跡的にでも治って欲しい、と考えることは当然でしょう。しかし、あまりにも「治る」ことにこだわりすぎると、人生の貴重な時間を治ることだけに費やしてしま […]
2018年3月10日 / 最終更新日時 : 2023年5月10日 キノシタ お薦めの記事 不安になると、癌が重症化する 不安とストレスが癌の進行を加速する がん患者は、さまざまな悩みを抱えています。一番の心配事は「死ぬんだろうか」ということではないでしょうか。 スタンフォード大学の研究だが、不安によってがんの重症度が高まるというマウスでの […]
2018年3月8日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの記事 免疫細胞は、幸福感によって変化する 免疫細胞は脳、あるいは心の影響によって変化するのでしょうか。 社交的な人と孤独な人では、遺伝子の発現量(活発さの度合い)が違うそうです。深い満足感を伴う幸福感を抱いている人は、風邪にも罹りにくいと言われます。 深い幸福感 […]
2018年3月3日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ 心と体 がんとストレス:マインドフルネス瞑想法で対処できる 持続する大きなストレスは、がんのリスクを高くします。がん患者の再発や転移の起こりやすさにも関係しているようです。 その理由と対処法は・・・。 闘争・逃走反応 ストレスは免疫力を押し下げます。 (闘うべきか、逃げるべき […]
2018年3月2日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの記事 「病は気から」を科学する 気持ちの持ち方を変えれば、がんは治癒に向かうのだろうか。代替療法が効果がある人とない人に別れるのはなぜなのか。 こうした疑問に対し、『がんに効く生活』のシュレベールは『免疫細胞は、客観的に見て、より”生きる価値”があるよ […]
2018年1月16日 / 最終更新日時 : 2021年11月17日 キノシタ お薦めの記事 こころと自然退縮 癌が消えた がんの自然退縮や劇的寛解を経験した方に共通した原因はあるのだろうか? 20年以上前に出版された古い本ですが、多くのがんの自然退縮・劇的回復の物語が紹介されている『癌が消えた―驚くべき自己治癒力』の訳者あとがき […]
2018年1月14日 / 最終更新日時 : 2024年6月12日 キノシタ お薦めの記事 ストレスは膵臓がんを助長する ストレスは膵癌を加速させるアクセル やはりストレスは膵臓がんには悪い影響を与えますね。 2018年1月の “Cancer Cell” 誌に掲載されたコロンビア大学の研究です。「Pancreatic […]
2018年1月8日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 キノシタ お薦めの記事 運動は、心の平安に次いで重要 運動は腫瘍の成長を抑える 統合医療で一番効果があると私が実感するのは、瞑想やマインドフルネス、あるいはサイモントン療法による「心の平安」です。 そして、次に効果があると思われるのが「運動」です。がん患者にとって運動は下手 […]
2018年1月8日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの記事 がんの遺伝子は瞑想でオフにできる 瞑想によって脳波が同調する マインドフルネスなどの瞑想をすることで、遺伝子のスイッチをオフにできる。これが科学的に実証されつつあります。 マインドフルネスでも用いられる「ヨガ・メディテーション」がもたらす科学的根拠を実証 […]
2017年10月24日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの本 シュレベールの箴言(4) 病気に対する正しい知識を持ち、体と心をケアし、健康増進に必要な情報を与えられている人々は、がんと闘うため、体の重要な機能を作用させることができる。がんを治す自然のアプローチ法というのは存在しない。だが、避けようのない運命というものも存在しない。
2017年9月17日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの記事 深層心理が免疫細胞のエピジェネティクスに変化をもたらす エピジェネティクスについてはずいぶんと書いてきました。(最後にリンクを貼ってあります) 「環境と遺伝子の間:あなたのエピジェネティクスは常に変化している」で、 スティーヴ・コール博士は、社会的に孤立し慢性的に強い孤独を抱 […]
2016年12月8日 / 最終更新日時 : 2021年11月16日 キノシタ お薦めの本 今日の一冊(62)『がんでも、なぜか長生きする人の「心」の共通点』 聖路加病院精神腫瘍科の保坂先生の著作です。精神腫瘍学とは、 昔は、がんが心にもたらすダメージについての研究が多かったのですが、次第に、「心の状態ががんにどんな影響を与えるか」という研究に移り、それ以降、がんと心の関係 […]
2016年8月24日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの記事 マインドフルネス やってますか? 8/21のサイエンスZeroでマインドフルネスが紹介されていました。『新・瞑(めい)想法?“マインドフルネス”で脳を改善!』 ひと言で言えば、私がブログで取り上げてきた内容がコンパクトにまとめて紹介されていました。 私た […]
2016年6月22日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ がん一般 ストレスがあるとリンパ系を介したがんの転移が増える このところストレスとがんの話題が続きます。 ストレスホルモンは、リンパ系に悪影響を及ぼすことによって、がんの転移を促進することがマウスの研究で明らかになった、との記事です。これは新たな知見と言えるでしょう。 【がん】スト […]
2016年6月20日 / 最終更新日時 : 2021年11月15日 キノシタ お薦めの記事 NHKスペシャル 「キラーストレス」(2) ストレスによる体の不調が起こっても「根性でなんとかしよう!」とするのではなく、科学的メカニズムにのっとったストレス解消法を実践すれば、脳の構造をガラリと変えられて、ストレスから心身を守れる。
2016年6月19日 / 最終更新日時 : 2024年4月17日 キノシタ お薦めの記事 NHKスペシャル 「キラーストレス」 がんの告知を受けた患者は、さらに大きなストレスに曝されます。免疫系の活動が弱体化して、がん細胞の増殖がより早くなるのです。 またストレスホルモンは、免疫細胞のATF3遺伝子を活性化させて、免疫細胞ががん細胞を攻撃することを抑制するのです。このためにストレスがあるとがん細胞が増殖しやすくなり、再発・転移につながるのです。