「膵臓がん患者と家族の集い」のご案内


【日 時】2024年11月10日(日) 14:00~17:00(開場:13:45)
【会 場】大田区産業プラザPiO 6階D会議室
【参加費】1,000円
【対 象】膵臓がん患者とその家族、ご遺族
【定 員】60名
【内 容】
   第1部 ミニレクチャー:膵臓がんと遺伝子の関係
       ~聖マリアンナ医科大学 認定遺伝カウンセラー:荻原眞帆様~
   第2部 患者・家族の交流会
申込締切は11月7日(木)19:00までです。
詳しくはオフィシャルサイトで


がん患者に瞑想のすすめ

このブログでは、がんと心のあり方や瞑想についても多く書いてきました。

瞑想とがんの奇跡的治癒

瞑想によってがんが奇跡的に治癒したという具体的な例は、科学的に証明されたものは少ないですが、いくつかの興味深い事例が報告されています。例えば、ケリー・ターナー博士の研究では、がんの自然治癒を経験した人々が実践していた9つの共通する実践事項が紹介されています。

これらの実践事項には、瞑想や心の有り様が含まれています。

また、エピジェネティクスの研究によれば、毎日30分の瞑想を8週間続けることで遺伝子発現が変わり、がん遺伝子のスイッチをオフにし、健康を促進する遺伝子のスイッチをオンにすることができるとされています。

ただし、これらの事例はあくまで個別のケースであり、瞑想ががん治療の主流となる科学的根拠はまだ十分に確立されていません。瞑想は心身の健康に良い影響を与えることが多いですが、がん治療においては医師の指導のもとで行うことが重要です。

もしさらに詳しい情報が必要であれば、以下のリンク先の記事も参考にしてください:

がんのエピジェネティクスと奇跡的治癒 | 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録 (cancer-survivor.jp)

がんが自然治癒した人の「9つの共通する実践事項」 | 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録 (cancer-survivor.jp)

カバットジンの『マインドフルネス・ストレス低減法』

    マインドフルネ・スストレス低減法(MBSR)ががん患者の余命や生活の質に与える影響について、いくつかの科学的根拠を以下にまとめました:

    • 心理的ストレスの軽減:
      • 前立腺がん患者を対象とした研究では、8週間のMBSRトレーニングプログラムを受けたグループは、不安や不確実性の減少、心的外傷後成長(PTG)の増加が見られました。
      • 乳がん生存者を対象とした研究では、MBSRプログラム終了後、心理的および身体的症状の大幅な改善が報告されました。
    • 生活の質(QOL)の向上:
      • 乳がんおよび婦人科がんの生存者を対象とした研究では、QOLの大幅な改善が示されました1。
      • がん生存者のQOLを改善するための介入として、MBSRが効果的であることが示されています1。
    • 痛みの軽減:
      • 乳がん治療後の女性を対象とした研究では、MBSRプログラムの介入により、痛みの強さや負担が統計的に有意に減少しました1。
    • 倦怠感の改善:
      • 乳がんおよび結腸直腸がん患者を対象とした研究では、MBSR介入後、倦怠感の関連症状が大幅に改善されました1。
    • 睡眠障害の改善:
      • 乳がん生存者を対象とした研究では、MBSRプログラムにより睡眠効率や目覚める数が改善されました1。

    これらの研究結果は、マインドフルネスストレス低減法ががん患者の心理的および身体的な健康に対して有益であることを示しています。

    がん患者のための瞑想のすすめ

    がんと診断されたとき、多くの人が不安やストレスに直面します。治療の過程で心身ともに疲れを感じることも少なくありません。そんな時、瞑想が心と体の健康に大きな助けとなることをご存知でしょうか?

    瞑想の効果
    1. 心理的ストレスの軽減: 瞑想は、心を落ち着かせ、ストレスを軽減する効果があります。前立腺がん患者を対象とした研究では、8週間のマインドフルネスストレス低減法(MBSR)トレーニングプログラムを受けたグループは、不安や不確実性の減少が見られました。
    2. 生活の質の向上: 乳がんや婦人科がんの生存者を対象とした研究では、MBSRプログラム終了後、生活の質(QOL)の大幅な改善が報告されています。瞑想を取り入れることで、日常生活の中での幸福感が増すことが期待できます。
    3. 痛みの軽減: 乳がん治療後の女性を対象とした研究では、MBSRプログラムの介入により、痛みの強さや負担が統計的に有意に減少しました。瞑想は、痛みの管理にも役立つことが示されています。
    4. 倦怠感の改善: 乳がんおよび結腸直腸がん患者を対象とした研究では、MBSR介入後、倦怠感の関連症状が大幅に改善されました。瞑想を通じて、エネルギーレベルを向上させることができます。
    5. 睡眠障害の改善: 乳がん生存者を対象とした研究では、MBSRプログラムにより睡眠効率や目覚める数が改善されました。瞑想は、質の高い睡眠を促進し、体の回復を助けます。
    瞑想の始め方

    瞑想を始めるのは簡単です。以下のステップを参考にしてみてください:

    1. 静かな場所を見つける: リラックスできる静かな場所を選びましょう。座るか横になるか、どちらでも構いません。
    2. 呼吸に集中する: 目を閉じて、ゆっくりと深呼吸をします。呼吸に意識を集中させ、心を落ち着かせます。
    3. 思考を手放す: 頭の中に浮かんでくる思考を無理に追い払わず、ただ観察します。思考が流れていくのを見守りましょう。
    4. 定期的に行う: 毎日数分でも構いません。定期的に瞑想を行うことで、その効果を実感できるようになります。
    まとめ

    瞑想は、がん患者にとって心身の健康をサポートする強力なツールです。心理的ストレスの軽減、生活の質の向上、痛みの軽減、倦怠感の改善、そして睡眠障害の改善など、多くの効果が期待できます。ぜひ、瞑想を日常生活に取り入れてみてください。


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