サイモントン療法とは?(3)
その当時のブログの記事が残っています。[blogcard url="https://cancer-survivor.jp/2008/07/352.html"](自律訓練法を)しばらくやっていると不思議と手足が重く感じられて、暖かくなる。熱さを感じるほどになる。そうして続けていると頑固な肩こりも軽減されて、何よりも不整脈がなくなってきた。しかし、不整脈がなくなって相変わらず以前と同じ生活・仕事態度を続けていると、また不整脈がぶり返してくる。いくら新しい薬を飲んでも治らなかった執拗な不整脈が「心」をコントロールすることで治るという経験は、唯物論者である私には信じられなかった。しかし、『病は気から』ともいい、『心のありようが病気を作る』ということが、自分の経験から納得できたのはこの時だったような気がする。
サイモントン療法とは?(2)
このエクササイズによる効果は絶大でした。同時に受けた放射線治療の効果もてきめんであり、さらに、放射線による副作用もほとんど示さなかったのです。そして放射線の継続治療の中間の時点で、患者は食事ができるようになり、また体力や体重も増加し、がん細胞は徐々に消滅し始めるようになりました。そして、ついに2ヶ月後にはがん細胞が消滅するまで回復したのです。
この患者は、長年患っていた関節炎にもこのイメージ療法のテクニックを応用することを決心しました。その結果、関節炎の症状は快方に向かい、関節炎の患者には無理なことと考えられている、水の中に浸かって川で釣りをすることができるほどまでに回復したのです。